第29話 洗面台
トイレ掃除をしたついでに洗面台も掃除した。
拭けば落ちるものだと感心する。
普段から掃除していれば綺麗なのだが…
クロさんがジーッと見ていた。
まったく気づかなかった。
クロさんは静かに歩き、必要以上に鳴かない黒猫。
デカい身体に反して大人しく静かな猫さんだ。
『桜雪…ソコ濡れてない?』
「拭きましたよクロさん」
ビヨーンとジャンプしてドスンと洗面台の縁に飛び乗る。
『濡れてないね』
「まさか…」
クロさん、洗面台で丸くなる。
今年もココか…
クロさん寝床に洗面台をチョイスしてしまう…。
「迷惑だ…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます