第4話 ズシッとくる

 クロさん…重い。

『まっくろくろすけ』界の進撃の巨人感が凄い。

 デカいが猫なのである。

 運動能力は折紙付で、あの巨体で理不尽な場所へ上っていく…

 そして…降りれなくなる。


『桜雪ー!!』

 あまり鳴かないクロさんが大声で鳴くとき…大概、降りれなくなったときだ。

「クロさん…また無茶な場所で…」

『動くなよ…桜雪』ジリジリと距離を測るクロさん…

「飛ぶ気か?」

『桜雪…背中をこっちへ…』

 僕が背を曲げると…ドスンッ…

 腰痛に来る重さが落ちてくる…


『桜雪…スマンな』

 スタスタと歩いていくクロさん。

 しばらく動けないほど腰にくる…マジで…。

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