第1話「勇者召喚!」
人々は願う。平和の世に変わってほしいと。しかし、それに反して…って、これ前回説明したじゃん!んじゃいいよね、割愛して。OK?はい、じゃあ割愛しまーす。
~ハルスト王国~
ここ、ハルスト王国は他の王国に比べ、小規模だが、技術力はトップレベルでハルストの民は何不自由なく生活出来ているぐらいの発展国なのだ。そして、この国にはもうひとつ他の国には劣らないことがある。それが、異世界から勇者を召喚できることだ。その勇者の召喚の儀を今まさに、行おうとしているのであった。
魔法使い「ではいきますよ。」
少女「はい。」
「この水晶石に精神を集中させるのです。」
「…」
すると…
(水晶石が光だした!)
「集中をと切らせてはいけません。」
「は、はい!」
「念じるのです。勇者様よ。どうか、このハルストにお越しくださいと。」
「勇者様、どうかこのハルストにお越しください。そして、魔物達から私たちをお守り下さいっ。」
~日本~
「はぁーあ…ねむ」
この者の名は早間 雷斗。この者こそが、ハルストの新たな勇者となるのである。
(やっぱ、ずっと一人ってのはつまんないよなぁ。さて、今日はなにすっかなぁ。)
その時、太陽から光が彼に向けて放たれた。
「…ん、なんだ?!う、ウアーーーァッ!」
~光の中~
「ウアーァッ!っ…な、何なんだ一体?!俺、どこにいるんだ?!」
それでは説明しよう。彼は…
「だ、誰だ?!」
「…あれ、聞こえてる?普通ナレーションの声は聞こえないんだけど…あっ、こいつに説明するの俺だった!忘れてたー。だから俺の声が聞こえるわけだ。」
「忘れてたー。じゃねぇよっ!誰なんだよ?!」
「うるせーなぁ、ごちゃごちゃ言うんじゃねぇよ。」
「無理だ!」
「無理って、はぁ…、自己紹介すればいいんだろ?んー、ナレーターみたいな者です。」
「ナ、ナレーター?」
「いや、俺、神みたいな存在になるのか?この先の出来事も全部知ってるし。じゃあ、神で。」
「今、聞き捨てならないことをハッキリと聞いた気がするんだが。」
「まぁ気にしない、気にしない。気にしてると着く前に説明終わらないから。」
「着くって、どこかに向かってるのか?!」
「君はある異世界の勇者として召喚されているのだ。」
「異世界に勇者として召喚?おいおい、異世界ファンタジーみたいなことになってるて言うのかよ。」
「だって異世界ファンタジーだもん。」
「何言ってんだよ。」
まぁ、とにかく君は今そういうことになってるんだよ。そして…いや、この後の説明はあっちでも聞かされるからいっか。
「何なんだよ。」
あー、じゃあ、他の重要なこと言うわ。
「…なんだ?」
「もう元の世界には帰れない。」
「何?!…でも」
「ん?」
「帰ったところで一人なのは変わらないから、いっかな…。」
「まぁ、後も君は帰ろうだなんて考えないみたいだし。」
「それ、言っちゃっていいの?」
「いいんじゃね?」
「軽すぎるだろ。」
「おっと、そろそろ着くみたいだな。…では、これからの君は勇者として大いに活躍し、元の世界とは全く違う人生になる。まぁ、存分に楽しんで生きたまえ。」
「おい、ちょっとっ!…っ、眩しっ!」
~ハルスト王国・召喚の水晶石前~
その頃、水晶石は激しく輝いていた。
少女 「…っ、眩しい!」
魔法使い「召喚されるまで堪えるのですっ。」
「はいっ!」
(眩しすぎて目が開けられないっ。)
「…っ、来ます!」
一筋の光が太陽から放たれ水晶石当たり、一帯が光に包まれる。
「キャアッ!」
「うっ…!」
少女と魔法使いは光の威力により吹き飛ばされた。
「…イタタタっ、あっセリアおばさんっ!」
「…はぁ、はぁ。」
「大丈夫?」
「え、ええ…。」
その時…
男の声「あー、もう眩しすぎるって。目悪くなったらどうすんのよ。」
「あっ…」
「お越しくださいましたか。」
そう、その声の主は…
「あの方が…」
「そうです。私たちを…いえ、世界を平和にするために戦ってくださる、伝説の勇者様です。」
「ここが異世界か…」
こうして、ここハルスト王国に新たなる伝説の勇者が召喚されたのであった。
To Be Continued!
次回「あ、どうも勇者です」
よかったらレビュー、評価、コメントの方よろしくお願い致します。
次回もお楽しみに!
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