いつも前途多難な私のフリーダムな逃亡旅行記
安原 ハル
プロローグ
第1話 誰か邪魔なコイツらをなんとかしてくれ
これを読んでいる皆さんは(主に女性陣は)、もし自分の元にイケメンが数人やって来て自分を必要としているというシチュエーションで、まず最初にどのような事を思いますか? 突然の事でとてもパニックになったり表情には出さずに心の中で興奮するかもしれません。 表情に出してこの状況をとても喜ぶ人もいるかも知れないけど、それだと周りはドン引きしそうですね...。
何故このような質問をしたのかといいますと、今まさにその様な状況になっているからです。 かつての婚約者が泣きながら私を抱きしめ、かつて通っていた学園の同級生と教師はニヤニヤしながらその様子を見ていて、かつて住んでいた屋敷の執事は無表情で今いる部屋のドア付近に立ち私が逃げられない様にしている。 この様な状況で私はいろいろな事を思ったが一番真っ先に思った事は...なんで追いかけて来たの⁉︎ 邪魔しないでよ! なんとか振り切れないかな...。など決して喜べる様な気持ちはありませんでした。
皆さんは何故⁉︎と思われるかも知れません。 それは...、ああ、もう。この口調すっごい面倒くさい!! はーい、今から私は丁寧に話す事をやめまーす。 タメ口、毒舌、悪口遠慮なく使いまーす。 もう誓ったから誰がなん言おうと絶対に戻しませーん(笑)。 まず、婚約者のクズ野郎は私と婚約しているのに他の女とと付き合っていたんだよなー。しかも10人以上!!こんなヤツのせいで泣いた人は一体何人いるんだろうな、せっかく縁が切れたのに、私の居場所を探し出して会いにくるって、ストーカーかよ。 次、さっき学園のヤツらも来たって言ったけど、私、あの2
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