『ガチャ』に関するあれやこれ

いずも

01 パチンコ業界も大変なんですよ

 ゲームと言えばソシャゲを示すことが当たり前になりつつある昨今ですが、ソシャゲにつきものなのがガチャですね。

 課金者、無課金者なんて言葉が自己紹介や煽りに使われたり、○○円までは微課金とか○○円以上使って廃課金者の仲間入りとか、課金することもしくは課金しないことがステータスとなっているのが現状です。

 基本的にはその両者は所属しているコミュニティが違うので完全にわかり合えることはないと思うのですが、どちらにせよそれぞれのコミュニティで指標とされるのが「ガチャによる当たりキャラ」をいかに多く所持しているかだと思われます。

 つまりマウントを取るために、自己顕示欲を満たすためにはガチャを多く引いて「俺はこんなに当たりキャラを持っているぞ」と主張するのが手っ取り早いわけです。

 普段ソシャゲをやらない人にとっては「なんでそれが自慢になるの?」って話ですし、そもそも多くの人は「他人の当たりなんてどうでも良いから、自分の欲しいキャラが来て欲しい」と思っているでしょう。

 今回はそのソシャゲ文化は深く追求しません。

 ガチャそのもののお話です。


 ガチャはよくパチンコと比較されがちです。

 そしてパチンコはお店に行ってパチンコ台の前に座らなければ遊べませんが、ガチャは自宅でもどこでも、スマホがあれば好きなゲームをインストールしてガチャ回し放題です。これは危険です。

 還元率なんて皆無です。パチンコなら万が一でも所持金が増加する日があるかもしれませんが、ガチャはそんなことはありません。

 え? たまにコマーシャルで見かける○億円山分けキャンペーンに当選するかもしれない? いやガチャ関係ないですそれ。

 当たりキャラ引いたアカウントを売りに出して転売すればお金は増えるかもしれませんが、そんな禁止行為を認めるわけにはいきません。パチンコだって換金しているわけではない? ……そうですね。

 正確に表現するなら「投資額以上にパチンコ玉を増やすこと」と「投資額以上のゲーム内仮想通貨を入手すること」は同義だと思われます。その先が存在するかどうかは言及しません。

法律にも詳しくないので「その先」が存在して良いのかどうかすら私には判断できません。

 パチンコ業界は近年規制の嵐で苦境に立たされています。

 ようはギャンブル依存症を減らすために大当たりを出させるなってわけです。大当たりが出る可能性があれば当たりが出るまでさらにお金をつぎ込むという負の連鎖が生まれますが、最初から上限がある程度決まっていれば「これ以上やっても無駄だ」と必要以上に射幸心を煽られなくなるって感じでしょうか。

 当たりについてはむしろ規制緩和の流れらしいのですが割愛します。

 それとは別に、今までは昔の台を置いていても許されていたらしいのですが、古い台はちゃんと撤去しろという話があるそうです。

 アンドロイドやiOSの古いバーションでのアプリの起動が許されていたのが、アップデートにより古すぎる機種はサポート対象外になってしまった。

 ……むしろサポート対象外だから遊ぶなら自己責任でと言われていたのが、明確にプレイできなくなったという方が正しいのかも。

 今までiPhone5を10台用意していたお店がiPhone7でしか遊べなくなりますってなれば、小さなお店は潰れちゃいますよね。

 大変ですね、パチンコ業界。


 いや、そんなことは関係ないんですよ。

 ガチャの確率って現実的に考えたらどーなのよって話をしたかっただけなのに、導入部分でこんなに余計な話をすることになるとは思いませんでした。

 次から確率のお話です。

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