第9話 自己流は事故る?
小説の書き方がわからない。
自己流で書いたら続きに詰まる。
しかし、書く事をやめたらそこでエタる。
書き方が分からないわけではない。このように、書くだけならできる。
しかし、小説的な書き方は? と問われると、だいぶ困る。
書けてないからね。
自分で書いた小説にドはまりする読者って自分自身だったりします。たまに書いたものを読み直して、それでびっくりするくらい自分のニーズにはまってる、と感動したり。自分で書いといて自画自賛。
書くのは好き。しかし小説を書くのが好きというほどではない。
読むのは好き。はてしなく好き。自作の小説がもしあったら、かなり読むかも。
しかし、まだ書かれてない。
思いつきで書く訳にもいかない。それだけだと、詰まるからね。ご都合主義で補正しながら書く、なんて器用なこともできない。
プロットを書けばいいのだけど、プロットってなんだろう、くらいの認識。
ここでふと気づく。気づいたら空しくなるポイントに気づく。
自分自身に対人スキルがないから、キャラ同士の会話が成り立たないのがそもそもの原因だと。
痛い。これは痛いぞ、と。あと、へたれだからキャラが冒険しないっていう。
それでどうやって物語を進めるのか。
アクションを起こさない主人公ってナシです。
あと、地の文。
読書する際はだいたい飛ばし読みをしているからか、自分で書こうとするときに地の文のサンプルが少なくて書けない。
じゃあ飛ばし読みしなきゃいいやん。でもそれが苦手。前のめりで読むのがデフォ。
いろいろと書けないポイントを突いて、それで悶絶しつつ、改善点が見つかってよかったね、と人ごとのように脳内でフォローしてたりします。
「会話文のあるエッセイってどう?」
「エセだと思うニャン」
突然、語尾が猫人族になるという不具合。
「会話文の練習をエッセイの中でやったらどうだろうか?」
「それもひとつのアイデアニャン。悪くないニャン」
「ほんとに?」
「そうニャン。だけど頭は悪そうニャン」
自分自身と、なぜが猫人族との会話をやってみているが、キャラがよく分かってないので自分自身を分割したようなしゃべりになってしまう。
それでいうと、キャラ作りとか世界観作りとか、分からないことがたくさんある。
でも、書いて書いて、書くのに抵抗がなく、すらすらと思い通りに書けるようになってから、改めて設定の書き方を考えてもいいのではないかと。
いきなり両方のバランスを取ろうとしても追い付かないこともあるはず。
自分のことを言うと、自分は書くのが苦手で、というかしゃべるのが苦手過ぎたので、書くほうもダメだったのですよ。でも会話のレパートリーを増やすでも無く。ただ、しゃべっても大丈夫な状況を作ってからトークの練習から入って、だんだんと口が軽くなって、それで書く方にもいいフィードバックになって、っていうステップだったので、ほぼマイナスから書くスキルを磨こうっていう感じなのです。
いま現時点で書いている文章も、人様の文章と比べるとどこか歪んでる感じがするので、それをどう修正したらいいのかと頭を悩ませてます。
一文が長いとか、句読点がおかしいとか、そういう小さいずれが読者にストレスを与えてたりするのです。
そもそもだけれども、文章が長いと誤読する人もいるでしょう。なので伝わりやすい書き方も身につけるといいんだろうな、と
ね? 書き始めると一人しゃべりみたいになるから、小説っぽくないのです。
やっぱり、小説のテイで書くことになれるしかないかな?
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