第8話 現実

現実的で、現実的な、


現実成るモノの


現実的で


限りなく現実的な


悲劇の正体は。


ある意味、幸福な、真に幸福な悲劇と


隣合せなのだろうと、


想う。


現実的な絶対数の、最大公約数が


分かってくれる、現実的悲劇の共感は


共感されない、それよりも


超現実的な、絶対的な逃げ場が


在るのだと言う


幸福。


共感性と、肌触りのある、他人と一緒に呼吸がその場で出来る


幸福と言う名の悲劇と


絶対的な悲劇と言う、共鳴の名の元の救いと


ああ、私は、今、ことさらに、残忍だ。


優しさの悲劇に、刃向けられて、動けない足に、魂に


行き場の無い、死への、願望と


絶望で

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