ヒーちゃん///ミーちゃん///(恥ずかしい)
なんだかんだで、このクラスになっての初のホームルームは終わった。
結局のところどこにでもあるような‥‥‥
じゃなあああい!
蓋を開けてみたら、俺だけがかなーり、いじられた感じだ。てか、これっていじめじゃない?
まあ、彼女、朝日 ヒロミ(女)とのクラス公認のカップルになった訳だし、それはヨシとして教室を出る際、みゆ姐が
「おっと、忘れていた。ヒロ、あと朝日。一学期の学級委員をしてくれ」
「「えっ?」」
驚く俺と彼女。で、俺はみゆ姐に詰め寄ると
「ちょ!みゆ姐」
「みゆ姐ではない!先生だ」
また頭を軽く叩かれると、俺は直ぐに反論した。
「せ、先生。なんで俺と彼女が学級委員なんてしないといけないんだよ。だいたい適したやつなら宗吉が最適なんじゃないかよ」
「男子ならな。しかし奴と組む女子がいるか?」
「うっ!そ、それは‥‥‥」
「まあ、一学期期間だけだから。ヒロ頼むぞ」
なんて言って俺の肩に手をポンと置いて叩くと、すぐに教室から出で行った。
けど俺は知っている。あのみゆ姐の「だけだからは」一年間を意味するものだから。
だいたい去年はみゆ姐のクラスで、嫌々やらされた保健委員を結局一年間やらされたから。
で、
「俺、みゆ姐に抗議してくる」
俺が彼女に向かい言うと、彼女は俺の腕の袖を軽く掴むみ首を横に振ります。
「ううん。私やってもいいよ。貴方となら///」
「えっ?いいのかよ?」
「うん///」
彼女はまたまた恥ずかしそうに下を向きながら俺に言ってきた。
その彼女の姿を見て俺はまた、ときめいてしまいましたよ///。
けどですねぇー、本当に彼女は俺の女の姿をした俺なのか?て思ってしまいますよ。
まあ、生まれた時から女として育ってきてますから、性格とかは違ってくると思いますが。
けど、他の恋人同士と違うのは、朝の時に分かった事なんですが、俺と彼女はなんて言うか、心が通っていると言うか、わかるんですよ。お互いの気持ちが、心が。
けど、はっきりとはわからないんです。
これこれこうだ!的な事ではなく、う〜ん?なんて言えば‥‥‥はいかいいえ、YESかNO的な気持ちですか‥‥‥。
例えば、彼女はこれが好き?て事を聞くと、何故好きなの?どうしてなの?はわからないんです。わかるのは、はいかいいえだけです。
けどですねー、このお互いの心の気持ちがわかるのは彼女の方が俺より強いんです。
だから、
「ねぇ、さっきあの精先生の胸を見て、変な事考えていたでしょう?」
彼女はジト目で俺を見ますよ。で、表面上は普通に話をしようと
「えっ?そ、そんなこと考えてないよ。うん」
「‥‥‥わかるのよ、貴方の気持ち」
「えっ?そ、そうなの?」
「ええ、貴方のモヤモヤした気持ちが私の心に伝わって来たから」
何か凄い疑っているよいな顔で見てきましたから、俺は直ぐに彼女に謝りました。
で、俺は思いました。
やはりスケベ心は男の方が強いですから、直ぐに分かってしまうんですよねー。
で、で、もう一度謝りましたよ。
まあ、彼女はその件は許してくれましたけど。
で、今度は急に何か恥ずかしそうにモジモジし出したんです。
まあ、俺の心にも彼女の恥ずかしさは伝わってくるので、
「ど、どうしたの?」
「///あ、あのね。クラスのみんな、貴方のことヒロて呼ぶのよね///」
「う、うん」
「///貴方と私、なんて呼び合えばいいか決めてないの///」
「あっ!」
そうなんです。俺と彼女、お互いなんで呼び合えばいいか決めてなかったんです。
だから俺は
「み、みんなと同じでいいんじゃないの?」
すると彼女は首を左右に小さく振りますと、俺の腕の袖服を掴むと、クイクイと軽く引っ張り、俺の耳元で彼女が、
「///あ、あのね///あのね、ヒーちゃんは?///」
「///はい?///ヒ、ヒーちゃん⁈///」
「///う、うん///」
「///じゃ、じゃあ、君は?///」
「///ミ、ミーちゃん///」
お、俺は‥‥‥俺は、この時点で余りの恥ずかしさで、硬直しました。
ええ、俺は嬉し恥ずかしさのあまり、硬直しましたですよ。ええ。(嬉し)
この後俺は、宗吉にこの話を聞かれて、クラスの連中から羨ましいオーラを浴びる事となった。(涙)
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