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目次
100手後に投了する君へ
未来が見えるとしたら
きっと将棋を指さない
未来が聞こえるとしたら
きっと世界を呪う
だからこれは予言で
そして希望に過ぎない
美しくあれ
決して相手をけなすな
決して夢を捨てるな
一つも負けずに強くなった人はいない
何千回も詰まされて
何十回も反則して
その先に輝く小さな粒を見つける
君が光れるかはわからない
しかし100手の物語を終えた君は
確実に光に近づいているはずだ
物語から逃げた君は
暁の３割を見逃すだろう
信じて進んで
疑い始めて
絶望して
もがいて
形を作って
終わりがある
つまり私へ
変えられない未来の先にも
未来は続くから
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