第15話 病院2日目

まず、体温と血圧をチェックします。お薬も飲みましたね。とにかくここから出たいのなら、初老の、紳士的な先生の話をよく聞くことです。あと吉形先生はああ見えて味方なんですよ。院長先生を確実に倒したいなら情報収集をお勧めします。それとそんなのやめて弁護士を呼んだらどうですか?貴方の主治医はあの初老の先生ですし、多分出られると思いますよ。内緒ですけど、マグナスさんは何の病気でもないですしね。


看護師は朝食を置いて、部屋から去っていった。マグナスが朝食を終え、部屋から出て、患者達がいるホールに行くと、若い女の患者が、ホールの本棚を叩き落としていた。看護師が集まり静止させようとすると、今度は水をかける。


私はあんなクソ院長の愛人になんかならないからな。


看護師達が彼女を拘束し、ベットにつなぐ。


こんなことを続けるなら24時間は身体拘束させてもらいます。逆らうなら何ヶ月も続けますよ、と冷たそうな女の看護師が言った。おとなしく院長のものになりなさい。


初老の紳士的な医者が立ち寄る、そういうのは良くないと思うな。さっさと退院させなさい。ここは院長の家でもなんでもないんだから。若い女は解放され、チッと舌打ちして出ていった。訴えるからな!と言って、病院を出ていった。


・電話をして弁護士をよぶ。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054889551502/episodes/16816452221449319556


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