第20話 マリ!ケツだ!ケツにぶちまけろ!

「キングは俺がやる!」



 決死の覚悟で放つ俺の叫び。

 マリは反応し、俺の下へと飛んでくる。



「プランBだねウツミんさん。

 私はどこから攻めたらいい?」


「何も考えずに近い奴から殴っていけ。

 まずは背筋を"レベルアップ"だ」



 そう言いながら俺も大臀筋の柔軟性を"レベルアップ"する。

 骨盤がいい感じに立つ感触があった。

 こうなると両足の裏も"レベルアップ"したいな。

 なけなしの"魔素"を全てそこにつぎ込む。


 マリも指示通りに"魔素"を使う。

 目にもとまらぬ速さでゴブリンの群れに突っ込む。



 マリがトンファーを静かに掲げると---

 ダッ!ダッ!ダッ!一瞬で3つの破壊音が鳴り響く。。

 連打速度の向上。

 背筋のレベルアップに伴い、打撃を早く鋭く正確に連打可能な姿勢を手に入れたようだ。


 あのペースなら大丈夫そうだな。

 俺は宣言通り、キングの前に立つ。



 気のせいかもしれないが、キングが少し驚いた表情に見える。

 マジか、こいつ。アホなのか?

 そんなことを思っているのかもしれない。

 畜生風情が、一丁前に感情を持っているのか。



「イヤァァァっ!」



 気勢を吐き、中段の構えでキングに向き合う。

 キングの方も気を取り直したのか、黄金杖を握り直し、無造作に振るってくる。


 強烈なパワーとスピード。

 まともにぶつかり合えば、確実に力負けする一撃だ。

 だが。



「フっ---」


「ギギっ!?」



 俺の刀の先端がキングの胴体に突き刺さる。

 予想外の衝撃だったのか、キングが慌てた様子で飛び下がる。

 大した深手でもない。ただ表面を傷つけただけだ。


 だがこちらを見下ろしていたキングには、少なからず動揺を与えることができた。



「おうおう、どうした王様。

 急に元気なくしやがって。

 別の用事でも思い出したか?今日中に振り込まないと電気でも止められちまうか?」


「ギ、ギギギ!!」



 まさかこちらの適当な挑発を理解したわけでもないだろうが、いら立ち交じりにキングが飛び込んでくる。


 だが。



「ギギっ!?」



 さっきと同様、俺の刀がキングの胸元に突き刺さる。


 格下のはずの相手にどうしてこうも翻弄されるのか。

 今起きていることの不可解さを振り払うようにキングは飛び込んで来るが、三度同じ目に遭い距離を取られる。



「なんだなんだ。

 ビビってんじゃねぇよ、王様さんよ。

 ええ?おい。王様なんだろ?

 ホレ見ろ。部下どもがお前の情けないザマを見ているぜ?」


「ギっギギギ!!」



 俺は何をしているのか?

 タネを明かせば大したことじゃない。



 キングの攻撃の気配を感じ取り、ただその軌道上に刀を置いている。

 それだけ。

 動作としては、手元を数センチ動かす程度の簡単な作業だ。


 カウンターを狙おうだとか、そんな御大層なことは考えちゃいない。

 むしろそれを狙うと、俺の動作に力みが生じ、その隙を突かれてあっさり殺されるだろう。



 だから、ただコンマ数秒後にキングが飛び込んでくる位置に刀の先端を置く。

 攻撃の瞬発力は、相手の側が生んでくれる。

 こちらは一切力を入れる必要はない。



 勿論こんな攻撃じゃ、致命傷を与えることはできない。

 だが、まずは当てることが大切。

 自分の力なんて信じない。


 信用するのは、敵の力と日本刀の切れ味。

 俺はただそれが発揮する場を整えるだけだ。



「ギギギャァァァッ!」



 キングも流石に腹をくくったのか、渾身の勢いで突進してきた。


 被弾覚悟か。

 これは少々突き刺しても止まりそうにないな。


 それなら。



「ッテェッ!」



 最小動作で俺も斬撃を繰り出す。

 狙いは"手"。


 キングの頭や胴体を狙ったりはしないし、杖の攻撃を刀で受け止めたりもしない。

 そんなことをしても、力負けして吹き飛ばされるに決まっているからな。


 だから、杖を握るその手に、指に。

 力まず、正確に刀身を滑り込ませる。



「ギャギャギャッ!?」



 キングの指が2本ほど吹き飛ぶ。

 俺は深追いせず、静かに間合いを取る。

 油断なく中段に構えた切っ先で、静かにキングを睨みつける。



 ……達人じみたことをやっているように見えるかな?

 でも、剣道経験者ならわかると思う。


 例え相手が自分より、強かろうが、速かろうが、大きかろうが。

 ただ切っ先を相手に当てるだけなら、実はそれほど難しいことじゃない。


 なにせ手元を数センチいじって刀身を相手の体に押し付けるだけの作業だ。

 必殺の一撃を狙ってくる単細胞の魔物モンスター相手なら、正直なんどやってもしくじる気がしない。



 無論剣道の試合ならばこんなの百発当てても有効打突にはならないし、消極的態度が続けば反則を取られる危険さえある。

 だが、実戦ならばこの通り。

 気迫を込めない攻撃でも、研ぎ澄まされた刀が衝突すれば末端ぐらいは簡単に斬り落とせる。

 体の表面を傷付けるだけでも、相手は焦り、消耗する。



 一番重要なのは、間合いだ。

 付かず離れず。

 相手が何かしようとすると、気を、意を、籠める必要のある距離を保つ。

 足の裏をレベルアップしてよかった。

 柔軟かつ精密な足運びで、常に優位な位置を確保し続ける。



「全部見えている……、いや読んでいるのか!?」



 後方でオサム君が声を漏らしている。


 驚いてくれるのは嬉しいが、実はこの戦術には致命的な欠陥がある。

 相手が俺を本気で殺しに来てくれるからこそ、俺はそれに合わせて動くだけで優位を保てるのだ。


 もしキングが俺を無視してマリを襲いにでも行ったら、俺はそれを追わなければならない。

 だが、俺の側から攻撃を仕掛けようものならそこでジエンドだ。

 きっと俺の渾身の一撃でもキングを倒すことはできない。

 攻撃後の隙に一撃を叩き込まれてそれで絶命。それが運命だ。



 だからこそ、俺はキングの意識を俺に集中させなければならない。

 実はそれほどこちらが有利でもないこと。それは決して悟らせてはならない。



「そらっ!」



 俺はあえてキングに背を向け、後ろにいたゴブリンを斬り飛ばす。

 言うまでもなく、キングから見れば絶好のチャンス。

 隙だらけの俺の背中に杖を振りぬいてくる。


 しかし。



「ブギャっ!?」


「グギギっ!?」



 丁度キングの攻撃の、そのタイミング。

 そこで壁から1匹のゴブリンが誕生した。

 しかしその場所が悪かった。

 よりにもよって、キングの攻撃の軌道上。



 黄金杖の一撃はそのゴブリンを粉砕したものの、予想外の衝撃にキングの体勢が崩れる。


 勿論これは予定通りだ。

 壁の表面の"魔素"の流れから、ゴブリン誕生の位置とタイミングを読み、そこに誘導したのは俺だ。



「イヤァァァッ!!セイっセイっセェェェイっ!!」



 ここが好機と"魔素"をたっぷりとこめた刀身で、キングに連続で面打ちを叩き込む。

 しかし命中したのは最初の一発だけ。

 二発目以降は杖で受けられ、簡単に防御される。


 勝気に逸った新米冒険者の愚かな選択。

 キングはそう思ったことだろう。


 ガン!

 俺の刀を打ち払い、回避不可能なタイミングで必殺の一撃を打ち込んでくる。

 その瞬間---



「やぁぁっ!!」



 キングの背後から超高速で駆け付けたマリが、全身の勢いを乗せたトンファーでキングの後頭部を撃ち抜いた。


「グギャギャギャァっ!!」



 予想外のタイミングの被弾に、さしものボスモンスターさんもノックダウンだ。


 すかさず俺はキングの顔面をサッカーボールのように蹴り上げる。

 さらに浅く数回斬り付けるが、すぐに後退して間合いを保つ。

 その間もマリは跳び回り続け、ゴブリン達を蹂躙している。



「誘導した……っ!?どこまで読んで!?」



 オサム君がいいリアクションしてくれてるな。


 実はこれにはタネがある。

 いくら俺でも、命懸けの実践の場で、こうも冷静な判断を、素で連続できるわけじゃない。


 脳内機能・・・・のレベルアップ。

 具体的には、脳の"海馬"という部分を戦闘前にレベルアップさせているからこそ、このパフォーマンスだ。



 海馬とは、人間の長期記憶を司るいわば「記憶の司令塔」のような部位だが、一つ多きな特徴がある。

 それは、"偏桃体"という脳皮質の内側にある大脳辺縁系への影響だ。


 偏桃体は快、不快といった情動を司る回路だ。

 重要な器官だが、これが過剰に働くと、不安、恐怖、プレッシャーといったパフォーマンス低下をもたらす情動が誘発される。

 サバンナで肉食動物と接近した際には、恐怖の暴走で問答無用で逃走するなどで有意義な機能だったろう。

 だが、緊迫した状況下で冷静な判断を下すという局面では、これが働きすぎては不利に働く。



 そこで、海馬の出番だ。

 海馬を活性化することで偏桃体の機能を抑制することが可能。

 まるで日常生活の一場面のような精神状態で危険に対して対応できている。

 砕いて言えば、キョドリを防止できるって感じだ。


 本来ならば、長年にわたる武術の修行や、座禅、瞑想などの仏道修行なんかを経てたどり着く境地なんだろう。

 迷宮ダンジョンならばレベルアップでお手軽に実践可能なのだから、コスパに優れて実によろしい。


 まあ、脳内をレベルアップさせる冒険者なんて今のところ聞いたことがないんで、俺オリジナルってことでいいだろう。

 誰にも言わずこっそりやってるやつは絶対沢山いるんだろうけど。




「ギィィィアアッ!!」



 不快感を露にしながら、キングが杖を振り回す。

 格下相手に思い通りに戦えないことが苛ついて苛ついて仕方がないんだろう。


 想定通りの動きだ。

 その辺にいるゴブリンの首をつかみ、キングの足元に放り投げる。


 案の定、キングはつんのめってバランスを崩す。

 そこで、何かがキレたんだろう。



 キングは黄金杖を振り回し、周囲のゴブリンを粉砕し始めた。

 役立たずに足を引っ張られることに我慢がならなくなった、というところだろうか。

 気持ちはわからなくもないが、それではマリの仕事を代わりにやってくれているようなもんだ。



「せりゃぁぁっ!」



 ゴブリンが減って手が空いたマリが、またも通り過ぎざまにトンファーをキングの頭に叩き込む。

 怒り浸透で反撃を試みるが、マリは既にそこにはいない。


 追いすがろうとしたその瞬間を狙い、俺は刀で足払いを仕掛ける。

 面白いほどあっさりとキングは転倒する。

 頭に血が上っている相手とはこうも呆気ないものなのか。



 いいぜ、その調子だ。もっと熱くなれよ。松岡修造のように。

 逆にこっちはクレバーに戦わせてもらう。松岡修造のように。



 しかし、キングが次にとった行動は意外なものだった。

 その場にまっすぐと起立し、杖を床に垂直に立て、両手でそれを挟んで祈るように瞑目する。



 瞬間、一面の壁が淡く輝く。

 と思うや否や、ゴブリンの召喚ペースが急激に早まる。

 おそらくは、これまでの2倍ほどに。



 ……自信の戦闘行動を捨て、召喚に専念したか!

 正しい判断だろう。



 俺がこれだけ余裕をもって戦えているのは、マリが超高速でゴブリンどもを殲滅してくれているおかげだ。

 後ろから襲われる危険を警戒しながらでは、キング相手にここまで精神的に圧倒することなど不可能。


 だから、マリが倒しきれない程のゴブリンを召喚する。

 それはこちらの戦略の根本を破壊する選択。


 もう少し早くそれをやられていたら、かなり危なかっただろう。

 だが。



「マリ!ケツだ!ケツにぶちまけろ!」



 俺の指示に従い、マリがありったけの"魔素"を大臀筋周辺のレベルアップに使用した。

 ここまでの戦闘、一体マリは何十匹のゴブリンを狩っていただろうか?

 それがすべて、レベルアップに使用された。

 その結果。



 ダン!ダダダダダダダダダン!



 さらなる超高速で跳び回るマリが、召喚速度を超えるペースでゴブリン達を殲滅する。

 しかも、倒すたびに得られた"魔素"をレベルアップに使用するため、その速度はさらに上がり続ける。


 それを見届けた俺は、悠々とキングに接近する。

 召喚に専念しても無駄だ。マリの速さはお前のスペックを上回っている。

 そのまま地蔵になっていても、切り刻まれて終わりだぞ?



「……ガァァァァッ!!」



 そこでキングの体が黄金色に光り輝く。

 と同時に周囲のゴブリン達がすべて消滅する。



 おでましだ。最終形態・・・・の。



 ゴブリンキングの最終手段。

 それは、周囲のゴブリンの吸収。

 戦闘領域に残存する全てのゴブリンを消滅させることと引き換えに、自身の損傷ダメージを回復しスペックを底上げする。


 少数の特権階級が多数の底辺の命や人生を犠牲に甘い汁をすするという、現代社会の縮図のような必殺技だ。


 だが。



「悪手だな。

 それをやるには、あまりに遅い」



 吸収すべきゴブリンは、マリがほとんど倒している。

 吸収できたのは、2匹?3匹?そんなものか?

 

 へのツッパリにもなりゃしねえな。

 しかもゴブリンの召喚はそこでストップされる。


 そんな程度で俺とマリの連携に対応できるとでも思っているのか?



「イヤァァッ!」


「そりゃぁぁっ!」



 前後挟みうちの体勢から、俺が斬りかかりがてら体当たりをかます。

 そのまま突き飛ばし、後ろにのけぞらせた瞬間、マリの攻撃が後頭部に炸裂する。

 丁度カウンターの要領だ。

 積み重なった打撃が、ついにキングの頭蓋骨を打ち砕いた。



「やったか?」



 崩れ落ちるキングに、絶対やってない時のセリフを吐いてしまったのが良くなかったのか。

 とうに意識もないであろうキングが、ふらふらと立ち上がり、こちらに気勢を吐いている。


 ……しつけえな。

 顔の横から脳みそがこぼれているというのに。



「オラっ」



 俺が躊躇なくその旨を蹴り飛ばすと、キングはあっさりと後ろに倒れる。



「いい加減に、死ね!」



 その心臓に思い切り日本刀を突き立てる。

 しばしビクビクと震えるキングだったが、やがてその動きが止まる。

 終わったか……。



 ゴブリンキングの弱点は脳みそと心臓。それをぐちゃぐちゃにすれば多分勝てる。

 奇しくもオサム君の助言通りに止めを刺す形となった。

 正直釈然としない気持ちは尽きないが、勝って生き残れたのならば文句はない。 



 マリがじっとこちらを見てくる。

 ……?

 ああ、わかった。やればいいんだろ?

 せーの。



『ヨシ!』




 お約束の現場猫が、ハーモニーで木霊する。



 キング、お前の敗因はただ一つ。

 それは部下の命を軽んじたこと。

 上級国民様がどれだけの特権を振りかざそうと、それを支える下々の人間が倒れれば。

 巡り巡ってお前自身の利益だって失われるってことだ。


 来世ではこれを教訓に、ワークライフバランスの重視、残業規制に在宅ワーク精度の充実、産休育休の拡大に有給消化の促進など、部下たちの働き方改革の推進に全力を尽くすことだな。



 なんにせよ、俺たちの勝利だ。

 キングの死体から小さなきんの破片が出現する。

 ああ、今回はマジで死ぬと思った。



 ---



「勝った!勝ったよウツミんさん!」


「おお!マリ!

 やったな!今回も完全にマリのおかげだ!」


「絶対ウツミんさんのおかげだって!

 途中何度もダメかと思った!」



 小躍りせんばかりに大喜びする俺達。

 いやこれ興奮するわ。


 この興奮のジャンキーになって冒険者家業にのめりこむ奴の気持ちもわかる。



「お疲れ様です二人とも。

 いやー、見事な戦いでした。

 二人ともすごい。

 マリちゃんのスピードとか、ちょっと信じられないくらいだったよ。

 ……でもウツミさん。それ以上に、いや、ちょっと理解できないというか、質問したいことが……」



 オサム君が祝福の言葉をかけてくれる。

 ん?途中で言い淀んだな?

 俺達の後ろの何かを見ている?



 ふと振り返ると、後方数メートルに黄色い光が集まってる。

 なんだ、なんだ。

 見たことない現象だな。



「ウツミんさん!離れて!」



 マリの声にはじかれるように、咄嗟に俺は後ろに飛んだ。


 ブンっ!

 つい先ほどまで俺のいたところを、黄金色の杖の一撃が振り抜かれる。



 ゴブリンキング・・・・・・・

 たった今倒したはずの強敵が、無傷でそこに立っている。



「な!な!なんで、こいつ!今たしかに!」


「リポップですね。間が悪い。

 丁度その直前のタイミングで倒してしまったようです」



 滔々とオサム君が語る。



「ゴブリンキングのリポップのタイミングは一時間に一度。

 これは、倒してから一時間後のタイミングで復活という意味ではなく。

 一時間に一度リポップ周期が訪れ、その時キングが死んでいればそこで復活するという意味です。

 それが今だった。いや、本当に間が悪い」



 う、嘘だろ!?冗談じゃねぇぞ!?

 今、一匹倒すのにどんだけ苦労したと思ってるんだ!?


 俺は疲労困憊。

 頭も使いすぎたのか、ガンガンと痛んでいる。

 とてもさっきみたいな動きはもうできない。


 マリの疲労はそれ以上だ。

 全身に細かい裂傷が大量に走っている。

 早く回復薬を飲ませて休ませないと。

 とても、これ以上は跳べないだろう。



「大丈夫ですよ。こういう時のために呼んでもらったんですから。

 ああ、本当に声をかけてもらえてよかった」



 ガチン!

 オサム君が両拳を打ち合わせる音が鳴り響く。



「こいつは俺がやります。

 お二人はどうぞ、休んでいてください」



 そのアルカイックスマイルは、どこまでも涼やかで爽やかだった。

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