第18話 水の事故

 こんにちは、お久しぶりです。……って毎回言ってる気がしますね。


 忘れた頃にやってくるシリーズでございます。




 今回は「水の事故」。疑うことなく夏がシーズンです。




 しかし……




 しかし今年も朝樹は夏を家で過ごすことができず、(病院)収容・(点滴)拘束されてしまいシーズン前にエッセイをあげる事が出来ませんでした(涙)


 元ネタの文章はすでにゆきのさんさんから頂いていたので申し訳ない限りです(平身低頭)






 と言う訳で、流行遅れも甚だしいのですが「水の事故」でございます。






 でも、水の事故と言っても統計上のトップは、実は入浴中の事故だったりするんです。


 その辺も外さないあたり、ゆきのさんは流石としか言いようがありません。




 ……外して下さって良いんですけどね。


 何でそんなに地雷好きなんですか?


 趣味ですか?


 趣味なんですか? 地雷踏んで歩くの(涙)






 皆さま、ごく普通の日常生活にも思わぬ危険が潜んでいる物でございます。


 ……ゆきのさんの生活には「潜んで」すらいない様ですが、とにかく思わぬことがあるものです。




 ゆきのさんが身を呈して危険を知らせてくださっておりますので、決して同じ事にならないようお気を付け下さい。










 では、以下ゆきのさんの体験談+夏のキャンプ豆知識です。




 夏に上げるつもりだったのでキャンプの注意事項なんかも入ってます。


 解説は例によって最後にまとめてやりますので、ゆきのさんの体験談をお楽しみください。














   ◇ ◇ ◇






【その1】




 どうも、転んで木の枝が足を貫通したスタローン・ユキノです。




 一歩間違えたら石段の角で頭部を強打していました。


 私には「死にそうな目にばかりあわせるけれど決して死なせない」というイヤな守護霊が憑いているような気がします。




 それはいいとして。




  ↑良くない。決してよくはないと思う。








 水の事故……夏に多く起こる事故です。


 けれど家の中だからといって安心はできません。理論上、人間は洗面器一杯の水でも溺死します。




 私もお風呂で溺死するところでした。




  ↑ホンットにポイントを外しませんよね!


   この国は風呂場の事故が一番多いのです。








 お酒をガン飲みしてへろへろしながらバスルームに入り、髪やその他を洗い終わって……ここで意識を失いました。




  ↑ちょっとぉぉぉぉお!!








 しばらくして鼻に水が入り苦しくなったのでなんとか溺死しないで済みましたが、もっとお酒を飲んでいたら……意識レベルが低すぎて鼻に水が入っても目が覚めず、そのまま永久に眠ってしまうところでした。




  ↑ゆきのさん!命は大事に!


   ホントに命は大事にして下さいねっ!!!








 自宅のお風呂ですら溺死しそうになるのに、それより数段深くて広いプールや海ならもっと事故は増えるでしょう。




 その辺の解説は朝樹さん、お願いします。






 ↑はーい。












【万が一ピクニックや登山で道に迷ってしまったとき】




 ・携帯の電波が届くなら自宅と警察に連絡。GPS機能をOFFにしていても警察は携帯のGPSをたどれます。(経験済み。ただしキャリアによって違うこともあるかもしれません)




 ↑消防でも可。レスキューを出してくれます。


  ちょっとした尾根の向きとかでも電波の状況が違うことがあっても諦めない。




  それはそうとゆきのさん。経験済み……??(にっこり)








 ・その辺の水は飲まない。


 川の水を飲みたい場合はできるだけ川の上流のものを。水源に近いほど動物のフンや寄生虫に汚染されている確率が減ります。


 いちばんいいのは有蓋井戸ですが、そんなものが山の中にポツンとあるとはあまり考えられないので、その次の手段、湧き水の水が出ている場所に近いところから汲んでください。もし火をつけられるものがあれば沸騰させればさらに安心です。




 ↑湧水=清潔とは限りません。


  土の中には、時にはおっそろしい細菌が潜んでいることもあります。傷を洗ったりする時も注意が必要です。破傷風を代表とするメジャー系から、土の中にはいろんな細菌が居ります。土の中以外にも、一時は人食いバクテリアと騒がれた細菌などもおります。これは川と海の境目くらいを好みますので、その辺りで釣った魚はしっかり加熱して下さい)








 ・死骸は食べない。


 よほど切羽詰っていない限りやめてください。いつ死んだか、どんな寄生虫や菌や毒素を持っているかわかりません。




  ↑人間、水さえあればちょとやそっとじゃ死にません。死骸とキノコは止めてください。








 上記の後ろ二つは救助が来る前に水や食べ物がなくなってしまった場合を想定しています。


 そうでないときは迷ったと思った地点から動かない方が見つけてもらう確率が増えます。














   ◇ ◇ ◇






 えーと、解説です。


 解説と言っても今回はあんまりしゃべることないんですよね。


 川や海も事故は、予防の方が大切で起こってしまったら出来る事は限られてしまします。


 早期の通報。


 海岸ならAEDが置いてあるところも多くなっていますので、身体を拭いて(これ大事)AEDパットを貼ってください。濡れてるとはがれやすいって言うのもありますが、本来パット間を流れる電流が水にぬれていると、その水で分散されて予定量の電流が流れなくなるのです。


 ついでに周りにいる濡れている人も一緒にビリビリします。


 もちろんこの間(身体を拭いている間)、胸骨圧迫は続けて下さいね。


 心臓が止まっていても、例えば落ちたのが冷たい川だったりしたら蘇生の可能性があるのです。




 なので。




 低体温などの他の因子がある時は諦めないで胸骨圧迫続けてください。


 心肺蘇生も「諦めたら試合終了」です。








 そして、一番多い風呂場の事故。


 これは事故って言うか、最近テレビでやっている「ヒートショック」。その結果の脳卒中や心筋梗塞が入るので、数が増えてくるんです。




 そもそもこのヒートショック。元々医学用語では別の意味があるのですが関係ないのでここでは割愛。




 マスコミや住宅メーカーが使っている「ヒートショック」は「比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象」と言うことです。


 医学用語ではないんですよね。




 お若い方はあまり心配はいらないと思いますが、ご家族や別居している御高齢の方がいらっしゃる方。


 決して人事ではありません。十分注意してください。








 キャンプの方は文中に書いた位ですね。


 何にしても加熱するのが一番だと思います。










 今回はこの位かな?


 シーズンに間に合わずスミマセンでした。




 そしてゆきのさん。


 GPSが必要になった経緯を詳しく話してもらいましょうか(にっこり)

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