第102話 結婚式から約1年半

 結婚式後は本当に大変だった。対毒軽減の付与を渡したばかりにガドラス様から家族分を依頼されて、お酒もどれぐらい在庫があって値段をどうするか?の話し合い・・・まぁいろいろ大変だった。


結婚式後1年半の出来事。

・冒険者ギルドマスターが変わった事で、冒険者へ復帰をして規定に達し(100件の依頼達成、10金貨納める)、試験を受けて見事冒険者ギルドカードをゲット


 ・ザック伯爵の赤マーカーは敵対とゆうよりも強引に娘との結婚を我策していたためだった。ガドラス様が間に入って何とか逃げれた形だ。殺意だけじゃなく俺にとって迷惑な行動をとる場合も赤マーカーになると知れたのは良かった。


 ・お酒は毎年2百リットルの樽を1個づつ(泡盛・ジン・テキーラ・カルアミルク)を40金貨で渡す事で落ち着き、付与の短剣とカンザシは在庫が10個しかなく、付与出来る人は遠くにいるため5個づつを金貨500金貨で売った。


・伯爵様の計らいで王都の学園に入学する。それと暗殺を企んでいた王族1人・侯爵1人・伯爵3人・子爵4人・男爵15人・準男爵5人・騎士爵2人が捕まり、その功績で一代限りの名誉騎士爵になることになった。学園のテスト後に王様と謁見を行うようだ。


・9歳になった時に女神様からの贈り物は腕時計の設計図。ドラコに作って貰っている。5日に1個のペースだ。ドラドラにはドラゴンフィッシュの短剣を頼んでいる。


・イーリュウ店は、石鹸・ハーブティ等で千金貨以上売り上げている。店は改装して石鹸とハーブティを買うお客さまと武器やポーション類を買うお客さまのカウンターを別々にして、お店の右隣の土地を購入して、簡易な喫茶店としている。一杯23銅貨で販売。3銅貨は領主に納めるお金だ。


・現在ヘンピ村ではハーブの栽培と石鹸作りも再開している。麦やジャガイモなどを豊作の村から買い付けてお酒を作る事でヘンピ村の畑では他の物を栽培出来ている。


・忍犬もフェンリルのおかげで、Aランクに近い能力に成長している。隠密で尾行するだけならSランク並だ。


 現在僕はタタイ王国の王都へモロと忍犬の赤目、影虎を連れて向かっている途中だ。因みにこの国の学園は4月1日始まりの2月1日終わりで試験が2月20日・21日に行われる。20日は貴族・21日は平民が受けるが、まれに平民の日に貴族が受ける場合もある。


 「クーヤンありがとう。」


 「いえ、間に合って良かったです。」


 村人の娘がゴブリンに拐われた所を偶然にも助けたため、村人に感謝をされている所だ。ついでに木製で出来たトンファーと鉄製で出来たトンファーを10組を防衛に渡して、使い方を教えたのだ。木製は子供の練習用だ。


 「それでは僕は行きます。」


 「いつでも歓迎しますので、近くに来たときは寄って下さい。」


 俺が見えなくなるまで村人が手をふり続けているのは感動したな。なんだかんだと5日滞在したもんな。モロに乗って急いで王都へ向かう。スマホを使い、直線に進んでいるためかなり険しい道も通っているため、危険な魔物との遭遇もある。地竜・ワイバーン・サーベルタイガー等やオーク村やゴブリン村などもあった。




 






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