第83話 チーア
暫く待っているとチーアが前にきた。
「先程は失礼しました。あらためてチーアです。担当に選んでいただきありがとうございます。」
「いえ。こちらこそお願いします。」
「私はクーヤンが初の担当になりますのでご迷惑をかけると思いますが宜しかったですか?」
「構いません。それなら僕の知り合いの担当にもなって貰えませんか?」
「私としては喜んで引き受けます。」
「ありがとうございます。取り合えず常時依頼の薬草を受けます。」
「街街で値段や依頼達成数が変わって来ますので、一応掲示板をみて頂いて対応お願いします。」
「解りました。」
・血草 1束2銅貨 10束で依頼達成
・魔力草 1束2銅貨 10束で依頼達成
・毒草 1束1銅貨 5台で依頼達成
・麻痺草 1束1銅貨 10束で依頼達成
どうやら火炎草はないようだ。
一端ドラドラの所へ戻る。
「クーヤン君一応ドラドラさんと話し合ったんですが、ドラドラさんの要望ですと220金貨になりますが宜しかったですか?」
「構いません。はい。220金貨。いつ頃終わりますか?」
「明後日には終わりますので、夕方頃には来て頂けますか?」
「解りました。でわお願いします。」
宿に戻る前に柳の小鳥邸へ向かい、マルチ男爵から鮮血か可憐を貸して貰えないか聞くと、鮮血は護衛で必要だから可憐を快く貸して貰えることになった。
翌日ドラコはドラドラと一緒に鍛治工房を手伝いに行き、俺はピューネと可憐を連れてギルドへ向かう。
「おはようございますクーヤン君。」
「おはよう。チーア。昨日話した担当のけんピューネと可憐」
「初めまして、クーヤンの担当をしてますチーアです。」
「よろしく。私達の担当もお願いね。」
渡されたギルドカードにまさかのBランク冒険者チームで驚くチーアであった。
「さっそくココナッツの実の採取を受けます。」
「畏まりました。こちらは北へ五キロ程行ったデスロードと言われる場所にあります。4個で1銀貨で最大400個まで買い取りします。」
さっそくピューネと可憐を連れてデスロードまで行くとその意味が良くわかった。最低でも50メートル以上の高さになる実を取ることなるはけだから上に注意して歩かなければ、落ちてきた実で下手したら死ぬ。
「これってどうやってとるんだろう?風魔法で切り落としても落下速度でかなり危険だ!」
「木と木の間にネットを作って落とせば良い。」
正直な気持ちは可憐がいなければフェニックスを連れてきてとらせば簡単なんだが、ここは可憐の案で行こう。念のため二重網にして風魔法で切り落として行く。落ちた実をマジックバックに詰めること二時間やっと400個達成。
因みにココナッツ意外にもヤシの実・パパイヤ・カカオなども発見した。
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