第69話 拠点

 現在拠点では、お酒はウィスキー、ラム酒、泡盛、ワインを作っている。月に200リットル入る樽と100リットル入る樽10個づつ作り、来年は倍にする予定だ。その為に、今ある畑はすべて酒用にして、ハーブや石鹸は別に移す予定だ。


 「ダーランどうだ。」


 「順調です。」


 「ドンゴは?」


 「こっちも問題ありません。」


 畑も酒もどうやら問題ないようだ。


 「アンナ石鹸はどれぐらい出来た?」


 「全部で2万個以上になります。」


 内訳

 オリーブ石鹸(しっとり)2000個

・パーム石鹸(硬さを出す)3000個

・マカダミアナッツ石鹸(浸透よく軽い)1000個

・ ホホバ石鹸( 浸透性、保湿力)1000個

・ ひまし石鹸(泡立ち・保温)3000個


 ・ラベンダー石鹸(肌の調子を整え、リラックス)3000個

 ・カモミール石鹸(敏感肌やアトピー)3000個

 ・ローズマリー石鹸(若さを取り戻す)3000個

 ・ペパーミント石鹸(気分をリフレッシュ)3000個

 ・ローズヒップ石鹸(ビタミンCをたっぷり取り込むことができる。)1000個


 そういやー旅に出た理由ってココナッツとカカオを探すためだったんだよな・・・いつの間にか脱線してたなぁ。今年中には見つけないとな。


 「暫くは酒や農作を手伝ってくれ。」


 「はい。」


 「ザイどうだ?」


 「クーヤンさん、はい。ここにきて幸せです。」


 ザイは最近連れてきた12歳の子供だ。他にはクイナ(10歳)ルーン(9歳)バシル(9歳)バーン(9歳)バール(8歳)ダザイ(8歳)ターン(8歳)がいる。貧しい村からオークの肉と交換した子供達だ。午前中は農業を手伝い、午後は元冒険者のガンツとビリーに戦いかたを習っている。一通りの確認を終えたら街へと戻り鍛冶屋へ行く。


 「いらっしゃい。」


 「すいません。こういうのを作って欲しいのですが?」

 

 地面に詳細を書いて説明する。

・リュウセイスイ 五メートルの紐の先に鉄を着けて使う武器。人を無力化したり高い所を登るのに使う。


・サンセツコン 三つの棒を繋げて使う武器。


 「なるほど、なるほど、一つ2銀貨で作ろう。」


 「10個づつ頼む。」


 「二日後にきな。」


 40銀貨を渡してお店を出る。

 二日後ピューネも無事にランクUPして、注文した武器も回収し、街を出ることになった。向かう場所は辺境ガドラス伯爵領だ。依子であるマルチ男爵が呼ばれているらしく、鮮血と可憐とピューネ達が護衛依頼を受けて向かう。俺は便乗する。

 可憐はチャイム。チャイナ。チャンネの女性三姉妹のBランク冒険者達だ。


 





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