第11話 王都観光①
朝目を覚ますと、見なれない景色……ここは?あっ、昨日王都へ着いて暫くここで暮らすんだ!すっかり目も覚めて部屋から出る。
「「おはようございます。クウヤ様」」
護衛を勤めていたリーリンとクウガがいた。
「おはよう。リーリン他の人達は?」
「シャーシャ様はお休みに、他の人達出掛けられてます。」
父上は伯爵の所で他の人達は働きに出掛けているようだな。
「もし、お出掛けになられるのでしたら私かクウガが護衛として着いていきますが?」
さすがに貴族の子供、ましてや初めての王都を一人では出掛けさせて貰えないか!拠点には暫く行けないな。畑は全滅かな…
「教会と冒険者ギルドに行きたいな。」
「それでは私が着いていきましょう。元は冒険者をしていましたので!」
「ありがとう、時間があるなら採取系のクエストを受けたいな。少しでも稼ぎたいから」
「王都は詳しくないので、今日は情報を集めて明日の朝クエストは行きましょう。早速教会へ行きますか?」
「その前にご飯を食べたいな。」
「せっかく王都に来たので外で食べましょう。」
家を出ると日が高い位置に来ている。どっちが東か解らないから時間で言えば10時か14時だろう!
「因みに教会はどちらに行かれますか?」
「え?教会って一つでは?」
「大きい町や王都は3つあるはずです。ウルド教ベルダンディー教スクルド教、小さい町は3つ合わせてノルン教の一つですが!」
「なるほど!それならベルダンディー教に行きたい。」
「かしこまりました。」
リーリンは近くの人に場所を聞くと、そのまま案内してくれた。行く途中には屋台が並んでおり、何店舗かを食べ歩きしながら教会へ向かった。
「着きました。クウヤ様」
おっと考え事していたら着いたようだ。さっそく中へ入ると…
「本日はどのようなご用件でしょうか?」
「礼拝しに来ました。」
用件を伝えると奥のへやに案内され、気持ちを渡すと、お礼を言い部屋を出ていった。さっそくお願い事をする。
(綺麗な女神ベルダンディー様転生時の要望が有効でしたらスマホをお願いします)
強く強く願いする事5分ぐらい、手元に固いものを感じ、目を開けるとスマホがあった。心から感謝をして部屋を出る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます