第5話
ここ数日、魔王(夫)は具合が悪いと言って早く帰っては寝室に籠るということを繰り返している。
「娘ちゃん、パパの様子見てきて」
寝室でスマホを弄る魔王(夫)。
なんか視線を感じる。
ひっ‼
ドアの隙間から目だけが見える。
誰っ!?家政婦!?家にはいないけど!???
「パパ?」
「む、娘ちゃん?」
「誰とLINEしてるの?可愛い女の子?」
「ち、違うよ!ゲームしてるんだよ」
「ふーん」
なんだろ、怖いよ……
「ウワキしたら、私がパパをボッコボコにするからね!」
「そ、そんなことしないよ!」
そんなこと、一体どこで覚えて来るんだ。
娘ちゃん(勇者?)最近、家来(鬼嫁)より怖い……
やっぱり勇者なの?
その頃リビングでは家来(鬼嫁)がワインを飲みながらTVを観ている。
「ふほほっ」
自分の手は汚さない。
それが家来(鬼嫁)の流儀。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます