第98話 フギンとムニンのお節介

「アッシュ!」

「待っていたぞ!」

久しぶりに野生動物のレスキュー団体へ顔を出したアシュタロトにフギンとムニンが駆け寄る。


「どうした?何かあったのか?」

「何かあったわけではないがな!」

たちばなのところの赤ちゃん妖狐に会ってみたくはないか?」

「そりゃあ・・・でも、大変そうだし、迷惑になるだろう?」

身体が大きく顔も怖いが、心優しいアシュタロトらしい気遣いだ。


「かーっ!(呆れ顔)」

「遠慮の塊か!(呆れ顔)」

「お前らは、少し遠慮した方が良いと思うぞ・・・。」

「ちび妖狐たちに会えることになったので約束しておいたぞ。」

「明後日の土曜日、午後3時にたちばなの家で集合な!」

「・・・・・お前ら、俺の話を聞いているのか?」

「行かんのか?(ゲス顔)」

「・・・・・行く。」

「では土曜にな!(ゲス顔)」

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