阿倍野物語

飛鳥 未知琉

プロローグ 『彼ピッピ物語』

ある少年は、その友人に宿題の答案を訊ねた。

その友人から返ってきた答案を見て、彼はしゃせぃしたと言う。

これは、その時起こったことを綴った物語である。


「ぅちのとうぁんにしゃせぃせんといて👊💢」

答案を送った友人はそう言った。

「ご、ごめん🙏😱😱😱😱😱💦💦💦💦💦💦💦💦💦、デチャッタ」

だが、もう遅かった。

「ぅちのに出したからには責任とってよね💦💕」

友人はノリに乗ってあげたようだ。

「ヤダァ」

少年もこの異様なノリについていく。

「最低ぢゃん!!😤😡👊💥」

ヒートアップしてきた。

「まぢ許せないよね‼︎💥🔥👎👊🤬🤬🤯😡💢👊🔥」

少年は本気になって返していた。

「ぅちの彼ピッピは責任とってくれるのに!!😊🔪💢」

本当に責任をとってくれるかはわからない。

「きっと、俺の不祥事もカレピッピが責任とってくれるさ」

そんなことが許されるわけない。

「彼ピッピの器でかすぎて草」

正気に戻ったようだ。

「器アメリカ大陸」

何が言いたいのかわからない。

「器アメリカ大陸の男にさえ見放された男」

誰のことかわからない。

「しかし器南極の男には受け入れられた」

よかったね。

「器南極の男には受け入れられたが器昭和基地の男のせいで大陸から追い出された男」

残念である。

「しかしアジアにはまだ希望が残っていた男」

それはよかった。


そして物語は序章へと突入する。

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