第70話 *街歩き
安全装置…すわなち連絡装置も持って、手間はかかったものの街にやってきました。
一番にぎやかで、アクセサリーも充実していると、ともえさんからの情報でだったのだけど、すごい内容。
リングやネックレス、ブレスレット、ティアラ、ピアスだけでなく、バックワードネックレスやロングネックレス、アンクレット、そして…ティアラとバックワードネックレスがくっついた感じのもの。
使われている材質も、銀や金、プラチナは当たり前。真銀(まぎん-アンデット特効-)、龍銀(攻撃時に流体となって、防御を行う装身具)など、…ファンタジー世界ならではの品揃え…。
「何か違う」
「?何が」
秋穂と2人、街を歩く。
こんな日は、滅多にないというか今までなかった。
「アクセサリーじゃなくて、ご飯食べましょ」
「あ?いいけど」
「ともえさんから有力な情報を得たの」
「どれどれ…」
ドラゴン肉のステーキ…生きているように、ピクピクしています。
シュルデンガーのネコ…いるかいないか、博打的なものです。食べる訳じゃなくて風景です。
おかしいというか怪しい食べ物を見て、ともえさんの異常さに気がつくことになってしまった。
結局、ちょっとした広場にあった屋台で、食事をすることに。
「これ、おいしー」
「どれどれ、うん、これは」
2人で食べているのは、アイスクリーム。
トッピングで、何種類かセットできるそうなので、特大カップに10種類入れてもらって、2人でひとつのカップから食べている。
最初に食べたのは、ストロベリーだったが、その感想がこれ。
2人なら特大カップでも楽勝だったが、当分は入らないかな。
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