第2話 先生を異世界から呼ぼう
宮廷魔導師は、早速王へ直談判して、許可をもらい、王子さまの先生となるべく異世界人を呼ぶことになった。
対象者は、人だけではない。
王子さまに、様々なことを教えるために、制限を付けなかったのだ。
召喚時に、自動的に相手の言語に合わせた会話や文字の読み書きができるように組み込んだ。
そして、ここが重要。
元の世界にも、戻れるように。
また、呼び出すことができるように。
こちらに来た人に、報酬として元の世界に送還する際に、1回につき金貨5枚と希望する能力を付加することにした。
付加する能力は、無数にある中から選んでもらい、それを付ける。
能力以外でもいい。
希望するものならなんでもいい。
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