リコールのお話

 先日、愛車のリコールが発表(公表?)されました。先日といってもけっこう前な気がするのですが、いつだっけ? 二〇二一年の十二月に届け出されたみたいですね。内容は『プログラミングの関係でCVTのベルトに不具合が出る』みたいな事です。ミッションのプログラミングが不適切で、一定速度でアクセルを調整しながら走ると金属ベルトに亀裂が入るそうです。


 もしかしたら私の愛車も対象かなと思っていたらリコール通知が来ました。発表されてから数日に届いたのですからけっこう重大なトラブル見たいです。


 重大じゃなければリコール届なんて出さんけどね。


 リコールの手前が『サービスキャンペーン』だったかな? これは『異音』とか『環境問題』とかの走行不能になるまでの重大なトラブルではない(と思われる)パターンです。


 私が現役でメカニックしていた頃に『マフラーの断熱材にアスベストが使われているから』なんて理由でサービスキャンペーンが有りました。対象車は『パブリカ・ミニエース・トヨタスポーツ八〇〇』でした。平成の初めごろだったかな? 『空冷のパブリカなんてウチのお客さんには居ないね』となり、作業することは有りませんでした。


 話は戻りまして我が愛車のお話。私のクルマはメカ時代の先輩のお店で買いました。俗にいう『業販』って奴です。ディーラー経由で個人のお店が販売した車なんですね。基本的に整備は先輩のお店へ持って行きます。個人的な付き合いがあるとかオートバイの部品でお世話になっているとか、色々な理由は有りますが『お互い手の内を知り尽くしている』ってのが一番の理由です。


 あちらが無理を言う事も有れば、こちらの無茶を聞いてもらう事もある。要するに持ちつ持たれつな間柄です。


 でもってリコールが出た直後に今回のリコールの件を段取りしてもらったわけですが……三か月ほど経っても全く〇賀ホンダから連絡が来ませんでした。どうなっているのかと聞きましたが何度言ってもディーラーから返事が来ない。リコール通知が七通届いたところでしびれを切らして


京「僕が直接電話してみますわ」

先輩「すまん、本田には何回も言うてるんやけど……業者をバカにしやがって」


 みたいな会話になったわけですよ。でもってディーラーに直接電話したら「じゃあ今週末に」ですって。


 おいおい、三か月も放置していたのはどういうこと? ここで『大変込み合っておりまして、申し訳ありません』って返事だったら「仕方がないなぁ」って思いますよ。「〇〇モータースから連絡がいってませんか?」って聞いたら「なにも連絡は無い」って答えやがりましたよ。


 先輩が連絡しているのは見ているから業販担当者がサボっているか『業販だからどうでもいいや、言って来たら診てやっか(笑)』とかに違いない。


 問い詰めたところ『ウチの客ではない』みたいな事と『今後の整備をしてあげましょうか?』みたいな事を言われました。


 要するにディーラーで直接買った以外のホンダ車は客ではないと言う事です。だからメーカーが『走行不能になるかも知れないから無償で点検・修理をしてください』と御触れを出しても『ウチの客じゃないから知らなーい(笑)』って事ですね。


 つまり、ホンダ車は個人営業のモータースや中古車で買うとメーカーのフォローを受けられないってことに違いない。違うかもしれないがそう感じた。


 もしかしたらモンキーみたいに間違えて中国製N-VANを買ってしまったのかもしれない。N=VANは自動車ではなくてHONDA農機具取扱店へ持って行かなければいけないのかもしれない。だとすればネタすぎて笑える。


 うん、決めた。もうホンダ車は買わない。次はハイゼットカーゴ・アトレーかサンバーを買います。でもってタコメーターは後付してもらう。


 バイクはどうするんだって? 自分で直すからいいよ。


 明日(二〇二二年二月二十七日)に最寄りの本田ディーラーへ行ってきます。もしも何かあったら投稿します。無くても投稿するかも。

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