バンではあるが安物にあらず。

 最近車を買い変えました。買ったのはホンダのNシリーズの商用車、N-VANです。いろいろ条件が在ってクリヤしたのがN-VANだったんだけど、このクルマは商用バンだけど安くない。何やかんやと必要な物を取り付けたら百七十万円になりました。


 このN-VANは一人で乗る事を前提にしているのでしょう。運転席以外は補助席程度な乗り心地。スライドドアの窓が開かないなど、ドライバー以外の事を潔く切り捨てた感じがあります。かなり割り切って乗る車ですね。


 土建屋さんのカローラバンとか、タウンエーストラックみたいな本当の『荷物を運ぶだけ』『現場へ行くだけ』のクルマとは少し違うみたい。内装はそれなりにしっかりしているし、運転した感じはミニバンに近い。どちらかと言えば『軽ミニバンだけど、貨物登録ですよ』って感じ。実際にプラットホームはNワゴンの物みたいだし、駆動方式も軽トラックと共通部品の多い他車の軽ワンボックスバンと違って前輪駆動がベースのミニバンに近い物となっています。


 乗った感じは私みたいなトラックみたいなクルマばかり乗っていた者からすると「乗用車みたいなクルマやなぁ」ってのが素直な感想です。トラック然とした板スプリングのゴトゴト感や突き上げが抑えられた乗り味なんですよ。


 以前ホンダが造っていたアクティバンが『荷台に屋根のあるトラック』だとすれば、N-VANは『ミニバンをベースにレジャーやトランスポーターに使える商用バンを作ったらこうなりました』って感じですね。タフさに関してはトラックベースの商用バンの方が上じゃないかなって思いますし、そっちの方が安いですね。もしかするとホンダは商用バンとして使う人よりもトランスポーターとか趣味の道具としてN-VANを出したのかな? だとすれば私みたいな貨物車だけど乗用車的に使う者には向いているかもしれませんね。


 我が家では新車を買えば十年くらい使い続けるのが当たり前。これからN-VANはどのように活躍してくれるでしょうか? 楽しみです。


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