私は、仲間と冒険に行くことを夢見る異世界からきたお姫様、ノエル・ミルフォード。
とある理由で地球にやってきたんだけど、日本の小説は本当に面白いよねっ!
見に来てくれた君に、今日はおすすめの本があるから紹介するねっ!
「それにしても……っ、ごめんなさいっ……ぷぷっ」
今でも物語を思い出すだけで、笑いが止まらないの。
それくらい、面白いから聞いてねっ!
この物語は普通とは違うんだよ……。
人と魔族の長年に渡る因縁に終止符が打たれようとしていた最中、勇者に倒された魔王は本当の魔王は勇者なのでは?と主人公の「彼」は感じたんだって。
「……気づいたかな?」
この物語の主人公は、君が期待する魔王でも勇者でもない。
……予測できない『彼』の存在。
「この物語の主人公は、影で見守ってた魔王の『影武者』なのですっ!」
影武者である『彼』が織りなす誤魔化す様や、一話ごとにすぐに読めてしまって、コミカルで、まるで四コマ漫画のようなスピーディーさに、見るものすべての読者がいつの間にか時間を忘れてその世界観の虜になること間違いなしだよ!
「……忘れてほしくないから、もう一度言うよ?」
彼は魔王の影武者。
魔王の人生をそのまま受け継ぐ形になるんだよ?
妻や手下はもちろん、立場や権力、それに財産だって自分のものだけど、それは魔王であって影武者さんではない。
「私自身の影武者がいたら、どういう気分なんだろう?考えたこともなかったなぁ……」
優しくて面白い影武者さん。
彼の、本当の人生は、幸せは、どういう結末を迎えるのかな?
「……もしも、もしもの話だからね?」
もし、正体がバレてしまって行く場所がなかったら私が住んでいる世界に、一緒に連れて行ってもいいからねっ!だから、全力で「魔王」として頑張ってね!
「楽しくて面白い、優しい魔王の『影武者』さんっ!このノエルが近くで見守りながら、応援してるからねっ!」
企画者:白雪❆より(ノエル・ミルフォードちゃんになりきってのレビューです!)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890519928