第62話【決断の早さだったら見せる男より魅せる女の方が断然速い】
拝啓母上へ、今僕は何処に居ると思いますか?〝職場〟?、〝魔王城〟?。どれも違います。
どうしてこうなったのかは、正直分かりませんが要約するとこんな感じです。
①そう言えばパパまだ酔っているわよね?→無言のYES
②なら、見晴らしの良い所いかない?→満面のYES
③目を布で縛って……そこの魔法陣に乗ってね。?だらけのYES
④ようこそお客様~お一人様ですね~。注意事項を一読してください。律儀に目を開けないがとりあえずYES
⑤先端で立ってください。落下速度は数百kmを越えると思いますので、暫しの間空中遊泳と壮大な景色をお楽しみに~!!。イェッ……ス!!?
こうして僕は、
魔王様……そちらに行く日もそう、遠くじゃないかも知れません――――
【母上へ そこには壮大な景色等無く、人々が米粒程の姿が瞳に映りました。地上モニターで見た妻と娘は、アイスクリームを仲良く頬張りながら、こちらを指差してました】
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