第51話【壁に耳あり障子にメアリーが沢山いる気がする】
〝ゆうえんち〟という響きだけで、何だか腹が減り、ご飯が進む気がする影武者は、魔王様の娘であるフレデシカに対し、お手本の様に答えた。
『〝ゆうえんち〟とは即ち――――人々を引き寄せる魔力があり、とっても素晴らしい物ではないか?』
影武者のナイス返答に聞く耳を持たないお転婆娘は、窓から見える遠い景色を指差して言った。
『パパ上、ママ上ー!!見てみて~
『えぇ、そうね……今日と明日は魔王城は臨時休業――――でも大丈夫よ?死天王の人達は優秀だから、
特別個室で魔王親子が仲良く話をする中、あっという間に時が流れ、終点であり目的地でもある〝
魔王親子から数部屋程、離れた席では怪しい人影が耳を澄ませ、双眼鏡を使い観察するように見つめていた。
【母上へ おいらワクワクすっぞ!!】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます