第23話【勇者が『絶対』なら、魔王は『希望』さ】
パッと見では、気づかないだろう……僕の影武者力は、そんじゃそこらの輩と違い最早【神】の領域だからな。
「クックックッ!!」そう笑いながら寝室の扉を開けると、脚が何かに当たるのに気付き、嫌な予感がして背筋を凍らせながら硬直を解くように下を見やる。
【フレデシカが現れた】
「やぁ、我が娘よ……どうしたのだそんなところにいるなんて」
目の前にいる小さな体は、悲しいのかうつ向いており、時折鼻をすすりながら泣きじゃくりそうな声で喋りだす。
「だって、パパが遊んでくれないんだもん……持っているプレゼントだって
(可愛いよフレデシカ……でも残念、パパでもなければ
よく見たら、お姫様の華奢で綺麗な足が飛び出しているのに気付き押し戻しながら笑顔を見せる影武者だった。
【母上へ 仕送りの黒い額縁追加でお願いします】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます