第106話 腹パンなんか大っ嫌ぃ!



(ザキッ!!!)


 っと嫌な音がして、みこはお姉さんに捕まった。。。




「ごめんな。。。」


「。。。」




 お姉さんこの眼鏡はバカだ。。。

 お姉さんウザ眼鏡はわざわざ生身の方のお手々で、みこのを受け止めた。フフ、いい気味♪弱ってる雑魚の癖に魔法の杖を素手で掴んだりするから、そんなにドバドバ血が出るんだよ?♪




「独りにしてホンマにごめん。。。」


「。。。」




 。。。お姉さんのお胸は暖かいこの眼鏡は本当にバカだ

 ちょっと!血に塗れた腕気持ち悪い手でみこに触らないでくれない、死にたいの?。。。みこは、みこはちょっと魔力を解放すれば、今すぐにでもお姉さんアンタをこんがりな消し炭に出来るんだよ?なのに捕まえても、魔法の無力化レジストもしないだなんて本当バカ、バッカじゃない?どこまでそんなお姉さん偽善者面すれば、気が済むの?キモッ。


 。。。トクン、トクン、て優しい耳障りなお胸の音がムカつく。。。みこのお姉ちゃんよりお姉さんな、お姉さんの暖かいキモいお胸がムカつく。。。いい匂いでキモくて優しいお姉さんウザいメガネが本当にムカつく!!!




「。。。みこちゃん、これからでもええ。また一緒に暮らそ?な♪今度は皆で、怪人も魔法少女もだぁれも居らん所探して、みこちゃんとあすみちゃんとウチとモモの四人だけで、闘いなんか忘れて一緒に暮らそ?♪」




 みこは、このお姉さん魔法少女キモい笑顔優しいウソが大嫌い。。。




「ウッ!!!。。。。。みこちゃん、待って?。。。行ったら、アカン。。。。。行ったら、今度こそ。。。死んで、しま。。ぅ。。。。。。。。」




 みこは、お姉さんウザ眼鏡時間稼ぎキモ眼鏡があまりにウザキモだったから、お姉さん魔法少女無防備ガラ空きなお腹に腹パンみこパンチした。フフフフフ、天井近くまで浮き上がって、潰れたカエルさんみたいにベタッ!と床に張り付く格好が本当いい様♪


 そうやっていつまでも調子に乗ってるお姉さん面してるから、肋骨バキバキにされちゃうんだよ?♪バッカじゃないの?


 ねぇ、お姉さん?みこがコッチに飛んでくるたくさんの気持ち悪い魔法少女ゴキブリ達に気付いて無いとでも思った?そんなの、ヤツらが海の上を飛んでるカサカサしてる時から気付いてた。世界中の序列一桁ハイランク魔法少女ゴキブリが、みこを殺しに来てるってね♪


 でも残念だったね、お姉さんウザ眼鏡

 お姉さんアンタなんかじゃもう、みこの足止めにすらならない。死んじゃう駆除されるのは、これからノコノコと飛んで来る海外の魔法少女達外来種どもの方だよ?♪ アハハハハハハハハハハハ♪




「。。。。。ねぇ、お姉さん?

 お姉さんは次に目が覚めた時、それでもまだ。。。もう一度みこを抱っこ出来る?


 。。。出来るワケ、無いよね」




 だって、みこは最凶最悪の魔法少女ダメダメな悪い妹だから。。。



 みこは、お姉さんを小さい娘の隣に運んでお部屋を出る。

 お部屋を多重の障壁で囲んだのは、二人を逃がさない為。。。

 別れ際に小さい娘のオデコを撫でたのは、頸の傷を治す後で殺す為。。。

 お姉さんのお腹と手足を治したのだって。。。後で万全の状態で殺す為!



 そう、此処にみこの居場所は無いこんなの別に意味なんか無い。。。。。




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