第105話 真っ赤な涙なんか大っ嫌ぃ!
「。。。ア、レ?。。どぅ、し。。。。。」
「。。。スミちゃんごめんな」
「。。。パイ、?。。れは。スミ、は、せ。。パイの、、りに。。。。。」
「おやすみ、スミちゃん。。。」
「。。。。。せん、パ。。。」
噴き出した真っ赤な噴水の真ん中に見えたのは、
ドバドバと真っ赤な涙を大量に垂れ流す
どうしてかな。。。?
みこは
「。。。久しぶり、やね?。。。元気、しとった?」
お姉さんは
そしてピキピキと、
「みこちゃん?みこちゃんなんやろ?本当は、怪人に操られてなんか無いんやろ。。。?」
「。。。」
みこの方へ振り返ったお姉さんは、泣いていた。。。真っ赤に染まる氷の義手じゃ無い方のお手々をみこに伸ばしながら、ピキピキと泣きながら近寄って来る。
「お姉さんには判るょ。。。こない見た目は変わってしもうても、みこちゃんはみこちゃんやって。。。」
「。。。ないで」
「みこちゃん」
「来ないで!!!それ以上来たら殺す!」
みこはもう、魔法少女
「みこちゃん」
「来ないでって言ってるでしょ!!!」
(バキ、バキバキバキ!!!)
と音を立てて、お部屋に穴が空く。
一個、二個、三個。。。
「会いたかった。。。ずっと、ずっと。。。みこちゃ」
「嘘吐き」
お姉さんのピキピキは、みこが魔法の
みこはもう、絶対この
「。。。嘘や無ぃょ?お姉さんはホンマにずっと、ずっとみこちゃんに会」
「だったらどうしてお迎えに来てくれなかったの!!!」
自分でもどうしてそんなこと言ったのか分かんない。みこはこのお姉さんが嫌い!
だからお迎えに来て欲しいなんて思った事は一度も無い!お迎えを待ってなんかもいなかった!!!
なのに、じんわりと霞む右眼がイラつく。カタカタと震える、杖を持つ右手がイラつく。そして何より、目の前のお姉さんの哀しそうな笑顔が一番ムカつく!!!!!
「ごめんな。。。」
「ウルサイ。。。」
「ほんまにごめんな?」
「ウルサイウルサイウルサイウルサイ!!!」
「みこちゃん。。。」
「ウルサイ!それ以上みこに近寄らないで!!!!!!」
「みこちゃん」
「ウァァァァァ!!!!!」
みこは振りかぶった
これまで何回も何十回もヤってきた様に、大嫌いな
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