第83話 嘘吐きなんか大っ嫌ぃ!




「ヒヒヒヒヒヒ。あぁ。。。痛い♪

 お股の時といい、本当容赦可愛げの無いロリッ娘ッスね?お陰でこの身体スミレも、もう限界ッス」




 みこの蹴り飛ばした目障りな生首さんキモ汚物は、杖の刺さっていた上半部が砕け散ってもドチャッ!と潰れた先でまだウルサイ。。。そんなキモ汚物を前にお姉ちゃんはみこをギュッ♪って、多分護ろうってしてくれる♡フフ♪。。。でもその視線意識は、相変わらず生首さんを見つめたままみこを向いてはいない




「。。。お姉ちゃん?私だけを、見て」


「みぃちゃん?ン!?ンーーーーーー!!!!!!プハッ!!!

 みみ、みぃちゃん!!!何するの!!!?」


「だって、お姉ちゃんが私のこと見てくれないから。。。」


「だだ、だからっていきなり、チュゥなんて!わ、私達は姉妹なのよ!!!?」


「姉妹は、チュウしちゃダメなの。。。?」


「えっ!?えっと、ダメじゃないかもだけど、大人なこういうチュウは、えっと。。。」




 爽やかなミントの味。

 今度みこのお姉ちゃんの魔力お口は、そんな感じ♪それに突然みこに大人なキスをされたお姉ちゃんは、お顔を真っ赤にしててちょっと可愛い♪

 でもこれでやっとお姉ちゃんが、みこを見てくれた。みこだけを、しっかりと見てくれた♪




「ヒヒヒ♪先輩、知らないんスか?そのロリッ娘。あぁ、先輩のの妹は、何人もの歳上の魔法少女を殺しお姉ちゃんとヤリまくった怪物ビッチッスよ?

 その外身は可愛いロリッ娘は、ドレスだけじゃ無くお股の中まで真っ黒い本物の化け物ッス♪」


「違うわ!私の妹は、可愛い普通の」


「普通?ソレが?イヒヒヒヒヒ♪

 先輩。。。ここまで来ると最早憐れッス。これじゃあ、こんがり焼かれたミカちんも浮かばれないッスね。。。」


「さっきからウルサイょ?腐れ生首ストーカー。。。」


「。。。みぃ、ちゃん?どうしたの、いつもはそんな言葉こと


「ヒヒヒ♪良いッスね、良いッスよ!その殺気ッス♪やっぱりロリッ娘は、そうでなくちゃ♪」




 そろそろ消し炭にしてあげよう♪

 そう思ったみこの黒い魔力を纏う左手は、汚い生首の戯れ言に止まる。こんな生首さんキモキモの言うことを素直に信じるほど、みこはもう良い子子どもじゃ無い。無いけど、でも。。。




「さて、そろそろマジに限界ッスから最後にロリッ娘に良いこと、教えといてあげるッス♪」


「。。。良い、こと?」


「そうッス!観ての通りな、出血大サービスってヤツッス♪

 ロリッ娘のお姉さん。あぁ、コッチの先輩じゃ無くて、桃ちゃんピーチ先輩のことッスけど。。。あの日、先輩に援軍要請をかけたのはスミレと同じ、異端審問官の魔法少女ッス♪ヒヒヒ。。。」


スミレアメジスト?貴女、何ワケのわからないこ」


「いやぁ、先輩はわからないでもいんスよ。どうやったかは知らないッスけど、あの夜何故か大量に湧いた怪人に、何故か偶々その現場に居た異端審問官、そして何故か応援要請をされた桃ちゃんピーチ先輩。。。」


「。。。ウルサイ!!!ウルサイウルサイウルサイ!!!!!」


「ヒヒヒヒヒヒ♪協会本部で待ってるッスよ。。。?ロリ、ッ。。。」




 黒い炎に消し炭ながら、ウルサイ生首さんキモキモキモは笑っていた。。。




「ウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイ」


「みぃちゃん!みぃちゃんどうしたの!?お願いもう止めて、もう消えたから!ね?」




 その耳障りな笑い声を聞きたくなくて。。。黒い魔法を連発するみこを、お姉ちゃんは抱き締めるみたいに止めようとする。




「お願いミカ、もう辞めて?」


「。。。私は、私はミカなんかじゃ無い!!!!!」




 そうみこに突き飛ば拒絶されるお姉ちゃんは、とても哀しぃお顔でみこのことを見ていた。。。まるで本当のお姉ちゃんみたいなお顔で、みこのことを見ていたの!


 みこは姉ちゃんなんか知らない!大っ嫌ぃ!!!!!







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