第51話 ウザいのなんか大っ嫌ぃ!
お
「ママって本当ウザいよね!」
そう
だって、みこには大好きなお姉ちゃんが居る。だから、ママもパパも欲しいと思った事なんて無いもん。。。多分。
「お姉ちゃん。。。お姉ちゃんは、
「。。。ん?どうしたの?急に」
「いいから答えて!。。。好きなの?。。。嫌いなの?」
みこは新しいお部屋のベッドの中で、お姉ちゃんにそう訊ねてみた。
ただ、急に
「う〜ん。難しい質問ね。。。好き、と言うか。
「特別!?。。。みこ、よりも。。。?」
「フフ♪本当にどうしたの?そんな泣きそうなお顔しちゃって♪
そんな哀しい顔してたら、みぃちゃんの可愛いお顔が台無しよ?♡
。。。。。。心配しないで大丈夫。お姉ちゃんは、この世界の誰よりもアナタのことを大切に想っているから。。。」
お姉ちゃんはみこのオデコに優しくキスをして、それから強くギューーーーッ♡て抱き締めてくれたの♪♪♪
やっぱりみこはね、お姉ちゃんが好き。大好き♪
お姉ちゃんさえ居てくれれば、
もしもあの時お姉ちゃんが、
************
みこも、
一匹居たら、百匹居ると覚悟しなさい!
そんな脅し文句はよく聴くけれど。
試しにちょっと魔力感知をしてみたら、百匹どころか鳥肌立つ位たくさんの
あまりにもキモ過ぎて、みこ達より下の階に居るヤツ皆まとめて
と極大な土魔法の詠唱を始めたんだけど、そしたら慌てて戻って来たお姉ちゃんに
「みぃちゃん?そんなこと、理由も無くヤッちゃダメでっしょ?」
って、ちょっとだけ叱られちゃったの。。。だって、本当にキモかったんだもん。
でもね?その後お姉ちゃんと一緒に見て回った巣の中はね♪何だかお姉ちゃんと、アリさんになったみたいな気がして、ちょっとだけ楽しかったんだ♪
まあ臭いだけは、相変わらずみこ達のお部屋以外何処に行っても酷いんだけど。。。
そんなこんなで、
どうして最強の魔法少女なみこのお姉ちゃんが、こんな所に居るのかは解んない。けれど、怪人共も其処のところはしっかりと理解はしているみたいで。
何十、何百匹と居る
「。。。お、助け、くら。。。はぃ。ぼぉ、いだ、じま、ぜん。。。」
「ウフフフフ、ダメだよ?♪
みこはね?謝ったりしても絶対許してあげないんだよ?。。。だからほら?もっと大きい声で鳴いて?
みこね?お家の中全部に、オジサンの悲鳴が行き届く位叫んでくれないと困るんだ♪
だって、また
でもそれは、ただの恐怖とか畏怖。
だから、いつもヒソヒソヒソヒソと。。。
お姉ちゃんに手を引かれるみこのことを、物陰に隠れながら見つめる沢山の
だからその中の何匹かが、お姉ちゃんの
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
みこを襲って来た連中の一人、タコさんみたいに手足がウネウネしている気持ち悪いヤツをワザと生かしておいた。
もちろん見せしめる為に。
みこはその
魔法で感覚を何倍にも鋭くしてあげたおかげか、トゲトゲの荊がミリミリと引っ張る度に
別にみこは
そうだったはず。。。なんだけど、
「フフ、フフフフフ♪」
みこは
「ハ~ァ。。。どうしてこんなに、
こんなのただ気持ち悪くて、ウルサイだけなはずなのに。。。。。。
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