遠過ぎた初めての恋人
春の雪
第1話 出逢い
数十年、いや正確に言えば、40年とちょっと。
生きて来て、想う事は、
私の人生はずっと、愛を求めて彷徨っては、自分を追い込んで、嘲笑してきた時間だったように思う。
自分への、生きて居ていいと言う、証の様な愛。
奪われ続けて来た、踏み躙られ続けて来た、愛。
本当は、あの時、死を選んでいたなら、別の意味で楽だっただろう。
でも、例え幻でも
本気で、その人の為に、命捨てていいと
心も体も、本気で憧れ愛する人と
結ばれる事が、悦びで、歓びであると
気付いてしまってから、人生は、美しくも、苦しく、
自分も、皆も、巻き込んで
激流と、後悔と、恥と、歓喜と、生きるとは何なのかと言う
答へと、導かれる、長い長い、いばらの道が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。