第7話 虫のよい想像

「大宇宙の神秘に免じて許したまえ」

「それはできぬ!」

「では一つ訊こう。何に免じて許す?」

「許す根拠はない!」


ワニがドーナッツ!


「では今は18世紀初頭だ。時代が違う! 俺じゃないんだ。みんな時代が悪いんだ!」

「……」

「そういう話にすり替えて欲しい」

「できぬ!」

「想像力を働かせてごらん」

「ならぬ! 悪人めが!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る