　ハイロックさんの斬鉄剣の如くバッサリ一刀両断にする毒舌はそりゃもう見事なもので、『☆がつかない作家の苦悩』では絶妙な匙加減の毒と愛情、そして的確な指摘もあって斬られたいと自作の評論を願い出る作家さんが多々います。

　京もその一人。

　京は自分の作品で夜の夫婦生活を書いているんだけど、レーティングや自身の体験が少ない事もあって『合体！』で済ませています。ある意味お子様に見られたとしても安心で、イメージが湧き易いんだけど、やっぱり表現としてはコミカルなんですね。シリアスなベッドシーンはどうしても書けない。まぁコミカルな作品なので救われてるかなって気がしますが。

　この作者さんはベッドシーンとか、女性目線でのエッチの表現が上手だなぁって思います。

🛌Bedtime Story🛌　作者はホシノユカイさん。

　京は男性なんで女性目線で話を書くのはなかなかうまく出来ないなぁって悩むんですが、まぁホシノさんは上手いねぇ。京も小説で妻の目線で見た夫を書くことはあるんだけど、あの夫婦はちょいと特殊な夫婦なんで。夫はオカンで嫁の中身はオッサンで子供。

　女性目線の恋愛を書くホシノさんにつまらぬ物を一刀両断するハイロックさん。他の作家さんの作品を読むだけじゃなくてレビューも書いて、しかも作品を書くマスケッターさん、現役女子高生の結城愛菜さんにアジアを舞台に壮大なお話を書くすみこうぴさん、アンダーグラウンドな世界を書く鴉さん……他にも山ほど居るけど、とにかく自分に書けないものを書ける作家さんって凄いなって思います。

　さっきは斎藤瑞穂さんが真夜中MIDNIGHTを読んで～みたいなのを取り上げましたけど、やっぱり自分の書いてるのと同じジャンルでレベルの高い作品を読むと40を過ぎたオッサンでも衝撃を受ける訳ですよ。多感なティーンズやったらもっと衝撃を受けているかもね。京の場合は場数を踏んでいるせいか、元々の性格のせいか分からんけどすぐ復活するけどね。

　多分だけど、京がハイロックさんの真似をしても単なる毒舌と批判になるだけだろうし、ホシノユカイさんの真似をしてエッチの表現をすれば行き過ぎてカクヨム運営からお叱りを受けそうな気がしますなぁ。

　だから文字ラジオにしてもジャンル（で良いのか？）こそ文字ラジオだけど、ハイロックさんみたいにバッサバサと世を斬る訳でも無く、結城愛菜さんみたいにキャピキャピした若さあふれる文章を書くわけでも無く、関西のオッサンがボヤく京丁椎独自の物とさせてもらってます。

　だから、斎藤瑞穂さんも独自の何かを掴んで文字ラジオをしていってほしいなと思う訳です。他の作家さんと比べようのない物を作ってしまえばこっちの物と京丁椎は思ってます。

　さてと、ここらで一曲行きますかね。独自の物を生み出すって凄くエネルギーを使うとおもいます。そんな独自の物を作り出した人にちなんでこちらをどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=v2SlpjCz7uE