48話 一人旅 ~準備万端~「★」

「ここを真っ直ぐ行けばヴァルグンベルか」



 私はデスアロウの素材を回収してから、マーカーを確認してマーカーの指示通りに歩いた。

 デスアロウのせいで思わぬ時間をくったけど、どうやらこのまま北に真っ直ぐ行けば目的の場所に着くらしい。


 ここでデスアロウを倒したのはいいけど、街に着いたら目的のレーダー達が待っている。



「あ、あれかな」



 デスアロウを倒した所から北に歩いてすぐの所に目的の場所は見えた。

 ここからではレーダーの数とかよく見えないけど、巡回しているレーダーはちらほら見える。

 奥にもっといるかもしれない。ここで少し準備を整えてから行くことにしよう。


 私は周りを見て、敵の反応がないことを確認してその場にしゃがんだ。

 そして腕に付けているPitboyピットボーイを確認した。




ーーーーーーー

レベルアップ↑

ーーーーーーー




 まず目に入ってきたのはレベルアップの項目。

 最初の頃はレベルアップして、こまめにステータスを上げていたけど、ある程度からはステータスポイントを貯めてから振ろうと思って、放置していたのだ。


 何に割り振ろうかな。




Ultimateアルティメイト Powerパワー 4▼▲

Newdaysニューデイズ 1▼▲

Inspiインスピrationレーション 7▼▲

Qickvartsクイックバーツ 6▼▲

Unknownアンクノン Lackラック 1▼▲

EverNeverエバーネバー 1▼▲




 今はレベル5で、UNIQUEスキルはこんな感じになっている。レベル5からは上げていない。なんていうか、面倒だったから。


 とりあえず、レベルアップ時のスキルポイントが増えるInspiインスピrationレーション、それにV.A.R.T.S.バーツ使用時のAPに影響を与えるQickvartsクイックバーツを、重点的に上げている。


 レベルは3つ分上げれるようになっているな。3ポイント割り振れるのか。どうしようか⋯⋯。


 Inspiインスピrationレーションはもういいかなぁ⋯⋯今回はQickvartsクイックバーツに3ポイント振っておこうかな。

 V.A.R.T.S.バーツはすごい使うし、っていうかむしろV.A.R.T.S.バーツしか使わないし。APはすごい大事だから。

 本当は通常スキルのほうを見てから決めたいんだけど、これを割り振らないとスキルを見れないんだよね。


 とりあえず今回はこれでいいや。


 次はスキルか⋯⋯。こっちが本命だな。どれも素敵すぎて本当に迷うんだよな。




 前回は持ち運べる重量を増やすために、Bagpackバッグパックを覚えたはずだな。

 今回はどうしようか。

 できれば重量は最大まで上げておきたいんだけど、レベルもUNIQUEも足りないだろうからな。


 スキルを覚えるのは、UNIQUEの必要ポイントがあるから、そこがやっかいなんだよな。

 レベル2ごとに一つスキルを覚えれるはずだから⋯⋯3つも覚えれるのか。


 とりあえず⋯⋯




ーーーーーーーーーー

Specialスペシャル

 ランク1(必要ステータス値Eve1、レベル1)ハンドガンの威力が20%上昇する。

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 これを覚えよう。私は基本、ハンドガンしか使わないし、威力が上がるものは覚えておきたい。

 UNIQUEのEve1で、さらにレベル1で覚えれるし。まぁ一番最初にスキル取るときは、どのスキルもレベル1で覚えれるんだけどね。


 あ、これ覚えると次はハンドガンの威力40%上がるようになるのか。

 でもEve3必要なのか⋯⋯。まだ足りないな。じゃあこれは後回し。



 んで、次は⋯⋯迷わずLockpickロックピックだね。鍵開けられないとまじで困るし。




ーーーーーーーーーー

Lockpickロックピック

 ランク2(必要ステータス値New3、レベル5)難易度Easyの鍵が開けられるようになる。

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「うそ⋯⋯」



 New3も必要じゃん。ってことは、今は上げれないか。

 えぇ⋯⋯じゃあどうしよ。




ーーーーーーーーーー

Hideハイド Enemyshootエネミーショット

 ランク1(必要ステータス値New1、レベル1)V.A.R.T.S.バーツ使用時に物陰に隠れている敵を撃つ事が出来る。ただし精度が落ちる。

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 あ、これよさげだね。精度が落ちるっていっても、そこは銃の改造でカバーすれば全然OKだし。

 うん、これにしよう。


 んで、ラスト一つは⋯⋯。




ーーーーーーーーーー

Bloodブラッド

 ランク1(必要ステータス値Ins1、レベル1)スチムパックで40%の体力を回復できるようになり、RADアレイで40%の放射能汚染を除去できる。

ーーーーーーーーーー




 これいいかも。スチムパックはあんまり取れないからいざという時にしか使わない。だからこそ、多く回復してくれなきゃ困るしね。

 う~ん、迷うなぁ。


 まぁ、これからどんどんレベル上がるだろうし、今回はこれでいいか。



ピ⋯⋯ピピッーー



「よしっと!」



 これでUNIQUEを割り振って、スキルを覚えた。

 少しはレーダーとの戦いが楽になるといいんだけど。ハンドガンの威力も上がってるし、それも試したいな。


 なんかわくわくしてきた。

 これからレーダーと戦うっていうのに変だよね。でもレベルアップした時とか、新しいスキルを覚えた時って、なんかわくわくしてくるよね。

 その威力とか効果を試したいって思うし。



 レーダーなんかにビビッてたらこの先、生きていけないよね。

 そんなんじゃ、大輔だって見つけられない。




 あ、そうそう。ここに来る途中に都合よく防具を拾ったんだった。

 私が欲しかった防具。

 プレースアーマーシリーズ!



「えっと⋯⋯」



 拾った防具を装備しようとPitboyピットボーイを覗く。




ーーーーーーーーーー


 プレースアーマー(右手)(E)

 →DF(2) RD(1) EN(1)・W1.5

 プレースアーマー(左手)(E)

 →DF(2) RD(1) EN(1)・W1.5

 プレースアーマー(体)(E)

 →DF(5) RD(2) EN(1)・W3

 プレースアーマー(右足)(E)

 →DF(3) RD(1) EN(1)・W2

 プレースアーマー(左足)(E)

 →DF(3) RD(1) EN(1)・W2


ーーーーーーーーーー




 思った通りこっちの装備のほうが優秀だ。


 さっそく着用する。

 Pitboyピットボーイの防具が並ぶ項目に触れる。



カシャーー



 着用する効果音が鳴る。


 今まで装着していた衣服が無くなりインベントリへ。

 それと同時に装備した防具が着用される。


 なんて便利なのだ。

 いちいち自分で着る手間が省ける。

 とてもいい仕様だ。


 ともかくこれで本当に準備は完璧だ。






「うしっ!」



 私は気合いを入れてレーダーの待つ街へと、一歩踏み出した。











後書き

ーーーーーーーーーー

名前 テン

   レベル8


武器 Hitrangeヒットレンジ10mmピストル

     →命中率を大幅に強化し、飛距離を伸ばした。さらに撃つ度に命中率が上昇していく


防具 ライト付きヘルメット(E)

           →DF(0) RD(1) EN(1) W1

   VULTジャンプスーツ(新品)(E)

           →DF(0) RD(15) EN(1) W1

   プレースアーマー(右手)(E)

           →DF(2) RD(1) EN(1)・W1.5

   プレースアーマー(左手)(E)

           →DF(2) RD(1) EN(1)・W1.5

   プレースアーマー(体)(E)

           →DF(5) RD(2) EN(1)・W3

   プレースアーマー(右足)(E)

           →DF(3) RD(1) EN(1)・W2

   プレースアーマー(左足)(E)

           →DF(3) RD(1) EN(1)・W2


▼現在能力▼


Ultimateアルティメイト Powerパワー 『4』

Newdaysニューデイズ 『1』

Inspiインスピrationレーション 『7』

Qickvartsクイックバーツ 『9』

Unknownアンクノン Lackラック 『1』

EverNeverエバーネバー 『1』


▼習得済スキル▼


Lockpickロックピック

 ランク1 BerryEasyの鍵を解除できる

Hideハイド Enemyshootエネミーショット

 ランク1 V.A.R.T.S.バーツ使用時物陰の敵を撃てる。精度減少

Bloodブラッド

 ランク1 スチムパックで40%回復、RADアレイで40%除去

Specialスペシャル

 ランク1 ハンドガンの威力20%上昇

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