死亡フラグしか立てない人達

第5話【余裕こそ王たる所以】

　Aの魔王「聖剣なんぞ恐るるに足りず、まぁ良い。我も直ぐに終わっては詰まらんからな。〝一撃〟だ――この、魔王の弱点である〝核（コア）〟を貫いてみせよ」

　Bの魔王「クックック……勇者とやらがこの魔王城に向かっているとな？。だが、我には優秀な部下〝死天王〟がいるか――えっ？倒されたの？マジで？ヤバくね？」

　Cの魔王「止めはちょっと待ってくれ……お主、まだこの世界は三周目何だろう？どうだ？我を見逃せば、幻のSPED（スペシャルエンディング）を見れるぞ？……えっ？もう見たの？」

　Dの魔王「勇者よ、貴様は確かに強い.。私の攻撃が効かないとは.....もしや城の前でレベル上げを頑張ったのか？又は、カジノで１発当てたとか？。だが、そんな貴様を必ず倒してやる。何故なら――我より遥かに強大な力を持つ息子を......これから作っ……」