第14話【原石】


 ある時Aは、仕事の上司にこう言われた。


 上司『君は磨けば光る〝ダイアモンドの原石〟のような男だ。これからも仕事熱心に頑張ってくれよ!』


 A『はい、。』




 翌日――――Aは、無惨な死体となって出て来た。


 そう、何を思ったのか工業用の大型研磨機に体をいれていたのだ。




 ――人も原石も同じで、長い年月を掛けて洗練されるからこそ、見る者の心を掴む美しい存在へとなる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る