第4話【天国への使い】
在る所で命の灯火が消えた。
誰しもに愛され。
誰しもに尊敬され。
自他共に優しい男は、光輝く奇跡を目の当たりにしていた。
安堵の表情で手を伸ばし、複数いる天使に言う。
低めの声が特徴なA『もうすぐ、結婚何だ……俺は君と……
――――男には聞こえない天使の声。
天使A『おい、今の聞こえたか?結婚間近の女性がいるらしいぞ?可哀想だから生き返らすか?』
天使B『それもそうだな。天使長に言って〝特別処置〟をしてもらおう』
AとBは納得をして、蘇生の手続きをしようとしたその時――――涙を流した同僚のCが間に入る。
天使C『嫌、やめておこう……今の言葉聞いたか?婚約者と死にたいってよ?』
男の残した言葉に、胸を打たれた天使達。
互いを見合せ頷いた。
決断の時――――。
A、B、C『『『では、仲良く両名を天国行きへ!!!』』』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます