転生?私の睡眠なくなった先
小鳥まどか
翻弄
第1話ここから全てが始まった
地球という星に生を受け、真紀という名をつけてもらいう。何不自由なく育てられ、自分の思うがままにすごしていた。
普通に恋愛をして、結婚し子供を授かり、離婚を経験しながらも、育児奮闘しつつも幸せな人生を過ごしていた。
それは、突然の出来事だった。
自分のことだけに、こんな漫画じゃあるまいし的なことに落ちるとは、思いもよらなかった。
そもそも理解に苦しんでいるのは、事実であり、現実なのだと思うしかなかった
何気ない人生を過ごして、36歳の誕生日を迎えた夜の事出来事だった。
「明日も仕事キツイ面子が揃っているから寝ないと」
23時30分をまわる所、お風呂を早々に終わらせ布団に潜った。それと同時に強烈な眠りが私を襲い始め促されるがままに眠りについたのだった。
目を覚ますと、見覚えのない天井が目に入った。
「あれ、ここは?」
呟いた
その答えをくれたものがいた。
「おはようございます、ご主人様」
「⁈、お、は、よ、う、ってだれ!」
叫んでしまった。
ここはどこ?あなたは誰?混乱が私を襲う。
私、落ち着いて一呼吸置くのよ
自分に言い聞かせてる
あわてず、彼の話をとりあえず聞くことにした
「また、また、ご冗談を」
!?
冗談なわけがない。たしかに睡魔に襲われて寝た。なのにもかかわらず、今の状況を理解するのが難しいというもの
「冗談ではなくて全く覚えていないのです。ここはどこですか?あなたは誰ですか?私に教えてください」
「なんと、それは確かなのですか?」
「確かもなにも、わからないのです」
そんな会話をしてる間に、周りを見渡してみた。
何か手がかりになるものは…………ないと。
見渡す周りは木に穴を掘ってできた家?
漫画やアニメみたいな感じを受けた
わかった、これは間違いなく夢ね
これから始まる物語の一つなのだと、この時の私は知る余地もなかった
さっきの発言ってどう言う意味なんだろう?確かめてみたかった、というのが彼の気持ちであった。 そして木から、命令をこれで果たせるとも言えたからだ。
彼は、「ようやく、この時がきました」
っと言って私に、一通り説明をしてくれた
内容はこうだ
ここは、天と地の間の街であり、全ての組織を束ねる
中央都市、名を[ヌタウリースカイ]
天の都市の名[ヘブン]
地の都[ウォン]
地下の都市[アウンダーグラウ]
以上が世界の全ての都市だと、各都市を結ぶ[木]が生命の起源であり、この世界の平和の象徴と、説明されたのだった。
なるほどね!なんか妙にリアルな気がしてきた。
いやいや幾ら何でもありえないね!夢なんだし
それはそれで楽しめばいいと思い考えないことにしたっていうより、めんどうだったのが一番だったのは言うまでもない。
ここで不思議に思う事が二つある。
一つは、説明をしてくれたこの男性は誰なのかというもの。もう一つは、その彼が"ようやく、この時が来た"と言った事だ!
ますば男性の名前を聞くのだが、自分から名乗らなくては、礼儀がないとも思う。自分の名前を考えなくてはならなくなったことに気がついた!
せめて夢なのだからいい名前がいいなー、そのまま名乗るのは夢がない。
現実ばなれしているのだから、名前も違うのがいいそう思い考える。
考えはしたが、いい名前が浮かばない
そう思っていると
「アンナーマリー様」と呼ばれた
ビックリで言葉も出なかった
すでに名前が私にあったのだったことに、顔を上げると
え⁉︎
と驚いた表情を浮かべた
「まさか名前までも失っているとは、思いませんでした」
と言ってきた、 わけがわけがわからない。驚きつつも彼に、名前を聞いてみた
「あなたの名前は?」
彼は、寂しそうにそして、全てを悟ったかのように答えてくれた。
「私の名は、アンナーマリー様が、考えてくれることになっていたのです、なので私にはまだ名前が無いのです」
そう答えてくれた。
「え!私が考えると言ったの?」
「はい」
驚いた、私はここに以前からいたことを言っているのだから。
そういう設定ってことね、それならここは合わせた方がいいね。 そうなると名前ねー
彼の外観はエメラルドグリーン髪をしてスカイブルーの瞳、背は180センチ位かなー。きてる服は、執事っぽい服なのだが色がまー、あれだね、グリーンなのだがどうもね!センスを疑う感じ。
名前、確かギリシャの子供の名前にあったやつでいいか。
「それなら、エブァンなんてどう?」
「ありがとうございます、これより私の名は、エブァン、
アンナーマリー様よろしくお願いします」
「はい、こちらこそよろしくね、それと様はいらないよ、マリーと呼んで」
「申し訳ありませんマリー様、それはできかねます、マリー様は、マリー様です」
と言われてしまった。
気恥ずかしい気にはなるが、仕方ないかって思っていた時だった突然それも、まいぶれもなく、堪え難い睡魔が私を襲いはじめた。
「むり、ね、む、す、、ぎ、、、て、、、、」
そのまま倒れた
なにかの音で目が覚めた。
それは、朝の7時にセットされた紛れもなく携帯のアラームが鳴る音だった。夢から覚めたのだと思った。
「にしても、リアルだったなー、こんな夢もあるんだね、でも寝た気がしないのはなぜかな?帰ってきたら、寝ればいいか」
そう思いつつ体を起こすと身体中激痛。いや、これは筋肉痛
なんでこんなに体中痛いのよ。
念のため、痛さに耐えなが服を脱ぎ確認をしたがこれといったアザらしいものは見当たらなかった
やっぱり筋肉痛だよ
痛いのを我慢しつつ、子供の朝ごはんを作り、朝から仕事に出かけた
夕刻、仕事を終え家路に急いでいた。
疲れてるせいか、電車の中で、寝ていたのだが、それすらも気がつかぬまま、眼を覚ます
驚いたのは、次の瞬間
同じ夢見るもんなんだ、しかも続き⁉︎って
「エブァン何してるの?」
エブァンは、私の顔を覗き込んで、息をしているか確かめる
「よかったです。急に倒れられたので焦りました」
話を聞けば、私が急に眠たくなったと言った途端に倒れられたと。あとで、寝ているだけだと思った次第で
「え!私が倒れた?わからない」
昨日の夢はここにいた、そしてこの世界のこと、この世界の私名がアンナーマリーで、彼の名がエブァンそこまでで、夢から覚めたのだ。それが目覚めた時の朝の感想だったはず。
何故か夢の続きを見ているの?これが私の答えだった。
エブァンは、跪いて
「大丈夫でょうか?」と言ってきたのである。
私はそれに対して、
「大丈夫よ」と答えつつ、エブァンにこう言った。
[もうしばらく寝ますと]
でも身体中が痛いのは、確か。
「は!」と答えつつ見守る体制をとった
彼は彼女を見つめて思考を巡らせる
木は未来を見ていた。
その未来を自分に語り聞かせ、長い時間彼女を見守り、守り続けたのだが、まさかとは思ってはいたが、ここまでとは思いもよらなかった。
そうか、マリー様が眠りにつく時期にマリー自身から、言われたのだった。
15歳の誕生日を迎えた私は彼に言った
「もう間も無く私は眠りにつきます。"眠っている間、名前を考えておきますね"」
彼は彼女が言っていた言葉を思い出していた。すでに木との繋がりが切れマリーとの繋がりが結ばれている。
この言葉は彼には、福音に聞こえたかのような至福を感じるもの。
それから、500年もの間、マリーを守り続けてきたのは、それを知りたかった、だからこそ待っていたと思いながらも、その記憶すらも、無くしていたのだと寂しくもあり、これからが本当の意味でマリー様と歩んでいくのだという未来を見れるのだとも思った
私は寝た。その瞬間、目が覚め、電車の中
かなりおかしいことが起こっている 、それだけはわかった。
だが今は考えていることは後回しにして、家路につく事だけを考えた。
家事仕事、育児を済ませて一息つく
ひとこと「疲れた」それしかない
考えたいのは山々なのだが、眠たくて仕方ない、
どれだけ寝ればいいのか本当に嫌になると思いたくなるほど
眠たくて仕方ないのを我慢して、考え始める
まずは、状況整理だね!
寝ると夢の続きを見る
夢の中で寝ると現代に戻る
どちらが、夢なのかわからなくなる
今の私は、きっと現代であると
ここまではわかった
この後の事よね、今から寝たら、また、夢の続きを見るのか?かと言うこと
もし、夢の続きを見る場合かなり色々と考えなければならないことが増える、そうでなければただの夢で終わるってこと
とりあえず寝てみれば答えはでるね。
布団に入って、寝ることにした。
どうせ明日は、仕事休みだしね!明日の子供の朝ごはんは、支度済みだから、明日の夕方まで寝てられる〜って事で。
そして、睡魔に促されるように寝た
目が覚めた、そして考えなければいけないことが増えた。 目の前の出来事に実感させられる、させられたというべきね。夢の続きを見ていのだから。
そのことに溜息をつき、確認作業を開始する
「お目覚めになられましたか?」
「エブァン、外が明るいから、おはよう?なのかしら?」
「昼でございます」
「わかったわ、まずは質問ですが、この世界は、時間はあるの?もしあるのであれば、どの位寝ていたの?」
「時間は、あります。30時間で、1日となります。約15時間ほど寝ておられました」
「かなり寝ていたのね!」
「左様でございます」
「話を進める前に、食事をしたいのだけど、ここには、食料あるのかしら?」
「かしこまりました、すぐに用意いたします」
早かった、15分も経たずに用意したのである。
「エブァンも一緒に食べましょう?一人で食べる食事は、つまらないから」
「よろしいのでしょうか?」
「いいと言っているでしょ!」
「では、ありがたくいただきます」
食事、お粗末なものだった。
ただ食べれるだけましか。 この世界のことまだまだ、わからないのだからね。
早々に食事を済ませて話に戻るとしよう。
「朝、昼、夕、夜という観念は、あるの?」
「あります。ただ、夜ではなく、闇となります、闇は光すらも、通さないというもので、その時間帯だけは、決して外に出ることを禁止されております。時間帯は、25時から30時の間でございます」
「なぜ、闇の時間帯外へは出られないのですか?」
「闇、それは悪魔の時間帯であり、光と闇の制約により守られているからです。もし、闇の時間帯に外に出るのであれば、覚悟してください。悪魔となると制約により決められております。決して出ないように禁止していますが、毎年、必ず数十名は、闇へと向かう者がいます、闇へと向かう者を止めてはいけないのも制約で決められているからです、闇に向かう、覚悟決めているという観点からなのだと言うことです」
まーいろんな物語を集めまくったって感じの世界ってことね!
それと、現実?と、夢の続き?を3回も繰り返してることから考えると、私は今の地球と、異世界を行き来しているのが正しいのである。
その確信に至った理由、寝ると行き来している、夢と思っていたこの世界もまた、私のいる世界、となることだった。
なぜか気持ちがそうだよと言っているような気がした?
いや、そう思うもう1人がいた?というべきだろうか。そう私の奥深くにいる何かが答えてくれたようだった。
「わかったわ」
「エブァンは、どこからやってきて、なぜ私に従っているの?最初に私に言った、ようやくこの時が来たとはどういう意味?」
「まずは、私がどこから来たかですね、それは簡単です!この木より生まれしものでございます」
「なぜ、マリー様に従うかそれは、マリー様に従うためだけに生まれたからです」
「最初に言った一言ですね。言葉のままでございます」
「意味が理解できません、この時とは?"今"ということそれはわかりますが、それには、深い意味があると理解しています。ですからその理由を聞いているのです」
「説明させていただきます。まずは、マリー様が誕生する2500年前まで遡ります。私は、この木により生を受けました。木が私に話しかけてきました」
「え、喋れるの?」
「大昔は、全ての民を導いていたのです」
「なるほどね、話の腰おったわね、ごめんなさい、続きお願い」
「は!木は、私をそばに置き、動けない自分のために動けと言いました。
私はその言葉が、絶対で、逆らうことは、許されないと、生まれ命令された時に悟り従いました。
木は、民を導くために私に命令し、それを実行して1000の年月が過ぎた頃、木を切ろうと試みる者が出始めました、木はこの世界の平和の象徴であり、それを維持することが木の願いそのものだったのです。
ですが、民はその願いを聞くこともなく、木を切ろうとし始めました。
木は激怒し、全ての大地を変えるほどに怒り狂った。世界は、その影響で4つに分かれました。 天、中、地、地下と。
そして怒り狂った木は、闇まで生み出してしまいました。 闇の力は増大し続け結果、闇が木を飲み込んでいった事で、始めて木は、冷静を取り戻したのです。
全ての民はいなくなり、魔族に成り果てていったのです。
木は、考えました、このままではダメだと。
木は、闇に話しかけると、応答する闇が、現れました。闇は答えだのです。闇が話をし始め、話し合いの結果制約を結ぶという結論に至ったのです。
闇に住まう者と制約を結び、光の時間と闇の時間、闇に向かう者には、手出しはしない、闇から光に向かう者も同じく、手出しはしないという制約をしたのです。
それにより25時からは、闇が訪れている30時の間まで。
では、なぜ闇の時間が短いのか、簡単な話で、悪魔が動ける時間が5時間しかないのと、1時が来る頃には日が昇るということも悪魔達は、知っているからです。
闇は弱くなり、闇が弱まることを嫌がったと言うことです。
こうして、今の形の世界が構成されたのです
それからさらに1000年の年月を掛けて、民を生み出し、育成していきました
長きの月日が経った頃、木は私に言いました。
また、木を切ろうとするものが現れだしたと。そして、また怒り狂うのかと思った私は、
"世界を変えるのですか"と尋ねました。
木は、そうだと答え、また世界が崩壊するのだとも。
でも、私に命令を下したのは、驚きなものでした。
木は、ある人をこの世に生み出すと言いました。
優しさと、強さ、皆を包むような歌声を、時には残忍さを兼ね備えた者を。
そしてそのものに着くようにと、言う命令をし即座に行動に移したのです。
木は、花が咲き乱れ、凄まじい速さで受粉を済ませ、実をならせたのです。
その実は、たちまち大きくなり、実は落ちました。
私がその実を受け止めた途端まばゆい光が世界を包みこんだのです。
その光は、暖かく、心を癒やすほどの強い力を秘めていたのです。
光が世界覆って消えた時、小さな命が私の手の中に生まれたのです」
「まさか!」
「はい、そのまさかです」
「マリー様の誕生です」
「木は、言いました。この子の名はアンナーマリー私の全ての結晶だと、そしてマリーが大きくなるその時まで、マリーに使えなさい、そして、大きくなる頃マリーは、眠りにつく時期が来ます。目覚めたマリーの僕として働きなさい。
マリーが目覚めた時、生まれた時やあなたと過ごした全てのことは、忘れています。
全てを話すことは、構いません。
ただマリーがそれを望まないのであれば、話さないで、マリーが望むがままに、世界を渡って欲しいのです。
そしてこれは、近い未来のことになります、その時には私は話すことも、意識することもできないほどに、衰弱し、あと500年もすれば切り倒おされるのも時間の問題になっているでしょう。
いいですね。
マリーを頼みましたよ。
決して殺させては、いけません。
マリーと一緒に強くなるのです。
あとのことはマリー次第。
あー私の可愛いマリー、あなたの成長を見届けることができないのが悲しいですが、あなたならきっと、きっとこの世界になくてはならない人になるはず」
そう言い残し、それ以来、話すことも意識を飛ばすことも、民を導くことも全て、民に任せたのです。
やれやれだ。
まさかそれが私の生まれた理由だなんて、木は一体私に何を望むのだろうか。
期待されても困るし、だいたい何をしたらいいかもわからないでしょ!
「はー」
溜息をついてしまった。
その話が長すぎたのか、げ、またきた
「エブァン、寝ます」
といった時には寝ていた。
目を覚ます。
携帯からアラームが鳴っているのに気がついた。
そこは現代、ちょうど子供がただいまーっと学校から帰ってきたところだった。
体を起こそうとした時、激痛が体を襲う。
全身筋肉痛なのだ。たしかに15時間寝てればそうなるかな!携帯を見ながら納得する。
子供の事してから整理する事にした。
(お帰り!今ご飯の支度するから待ってて)
(はーい)
ご飯の支度して、食事を済まし家事仕事を終わらせる。
20時を迎える頃、眠たくなってきたのだった。
また、夢の続きをいや、もう一つの世界に行くのだろうな。
考えてみれば寝るとは?何?
体を再生する時間?そんなの変!だって、今の私は寝ていないじぁない。そんな事を考え始めていたのだった。
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