e20「筆致は物語を超えるか」
こんばんは。秋の夜長、みなさん如何お過ごしですか。寒さ耐性に定評のある薮坂です。
私はと言えば、引っ越しがついに色々と落ち着きまして、温厚な薮坂が怒りに怒った引っ越し前後の諍いも終焉を迎えました。
ちなみに、その諍いは血で血を洗う泥沼の抗争となりました。
飛び交う銃弾、振り抜かれる刃。それらが渾然一体となり、最終的にはドスを手にした私の「玉ァ、取ったるわ」などと痺れるセリフをバックに特攻するという具合のエンディングを迎えたのです。すいません嘘です。
でも今回の件で得た教訓は、「怒ると疲れる」ということ。やはり平和が一番ですね。
それはさておき、現在、ゆあんさんの自主企画「筆致は物語を超えるか」に参加させてもらっています。リンクはこちら。
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054891743810
これは、あらかじめ提示された大まかなプロットに従い、作者によってどれだけ作品の色を変えられるか、という企画です。
昨年の同じ企画「明日の黒板」にも参加させて貰いましたので、今年も! と言うことで参加を宣言したのですが。
今回初めて、小説を書いていて困りました。そのプロットに仕組まれたであろう(良い意味での)底無し沼に見事にハマり、気がつけば2万字を軽く超えていたんですよね。これはまずい。
結局大幅な改稿とダウンサイジングを経て、1万字超えで落ち着いたのですが、それでも多い方です。公開しなかった残りの1万字強を並び直せばもう一本書ける勢いです。
筆が乗った、とかそんなのではないんですよ。どちらかと言えば今回は乗らなかった方。一見簡単に見える今回のプロット、考えれば考えるほど難しかったのです。
この企画をご存知でなかった方、あるいは知っているけどまだ未参加の方がいらっしゃいましたら、是非とも参加をお勧めします。
めちゃくちゃ難しいですけど、他の作者さんの手法や発想、良いところなどを学べますし、何より「同じプロットで書く物語」を比べることで、自分の癖というものが把握できるのです。
どうやら私は、困ると文字数が増える癖があるようです。それを発見することが出来ただけでも儲けものでした。
現時点(10/23)で、この企画には同じプロットを基にした13本のお話が参加されています。まだ全て読み切れてないのですが、同じプロットのはずなのにやはり全て別物です。それだけでも興味深いですよね。
是非ともこの企画に参加して、「筆致とは何か」を共に学びましょう。きっと、良い経験になると思いますよ。
そんなこんなで、「困ると文字数が増える癖」を何とかするために、このエッセイもいつもより短めで締めようと思います。
簡潔明瞭に。わかりやすく書く。
仕事の報告書でも求められることですけど、しばらくはそれを念頭に書いていきたいものですね。
なお、当該企画に参加した拙作をお読み頂いた方に、この場で大変恐縮ですが感謝を。好意的に受け入れられて、私は参加して良かったと胸を撫で下ろしています。
いつもありがとうございます。
それでは、また。
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