第36話 南極ゴジラ

 日本の観測船が目撃した大型の生物。

 南極で白夜に目撃された、毛が生えたヒレのある生物。

 正面から見た船長の話では牛のような顔で70cm~80cmほどあったらしい。


 南極に巨大な牛頭現る。

 ゴジラにしては小型ではあるが…

 頭部の3倍の身体だとしても全長3m以下にはならないだろう。

 海洋生の哺乳類なら、それほど大きいとはいえないのだが…


「アザラシとか?」

「シンプルにクジラとか?」


 ちなみに写真を撮ろうとカメラを持ってくる間に消えたらしい。

 残念なことである。

 観測船なのに…観測し損ねたわけで…いやUMAを観測しているわけではないからいいんだけどね。

 1958年(昭和33年)の話。


 カメラに収めても、大分、画像は荒いだろう。

 当時の装備を考えるに、寒くて幻覚でも見たのではないだろうか。

 クジラとかの見間違えじゃなきゃ、捨てられた廃棄物誤認したとか…

 哺乳類を捕食中の魚介類とか?


 なんだろうね…大きさがさ…中途半端なんだよね。

 そこがリアルと言えばそうなんだけど、リアルなサイズが見間違い説を後押ししているような気がする。


 ゴジラって…表現がさ~誇張しすぎなんだよね。

 そもそもゴジラが特撮なんだから、嘘っぽくなるというか…リアルから外れるというかゴジラ…爬虫類じゃないの?

 デカくなったイグアナじゃなかったっけ?

 爬虫類は寒いトコいないだろ…たぶん。


 見間違えでいいんじゃないかな。

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