第26話 吸血鬼

 血を吸って生活する死人。

 アンデッドの王様とか…結構、美形のイメージが強いのだが、良く考えて欲しい。

 蚊の最上級だということを…

 その間にヒルがいて、ヤツメウナギとかいるのだ。


 美形なわけないだろ…


 僕も現在、蚊に刺されて、腕を掻きながら書いている。

 刺されたから書いているのだ。

 もう怒りしかない。

 血を吸うだけならいざ知らず…まさかの痒みという置き土産まで、もはや、その自己主張、顕示欲、許すわけにはいかない。


 吸血鬼、そもそもUMAと言っていいのか?

 ヴァンパイアシンドロームという病気もある以上、超常現象なのかもしれない。

 狂犬病に感染すると近しい症状を発症すると聞いたことがある。

 人の血を飲みたがるとか…それが病なら、充分、超常現象だと思う。


 不死者の王様『ヴァンパイア』

 ハッキリ言って、そうは思えない。

 代表的な特徴として

『日光に弱い』アレルギーか!!

『死人の血は飲めない』そもそも飲むな!!

『鏡に映らない』照れ屋か!!

『流れる水を渡れない』意味解らん!!

『ニンニクに弱い』好き嫌いするな!!

『処女の血が好き』エロオヤジか!!

『十字架嫌い』アンチキリスト?

『銀に弱い』だからアレルギーか!!

『招かれないと人の家に入れない』当たり前だ!!


 王様…苦手多すぎ…


 そもそもヴァンパイアとは呪いだとする説もある。

 某、映画ではユダが始祖だということになっていた。

 これは、意外に説得力がある、『キリスト』を売った『罰』で永遠に呪われるのだ。

 ヴァンパイア化は呪いということになる…ゾンビと同じだね。

 噛まれたら感染するか、呪われるかの差だ。


『死』は伝染するということだ。


 ちなみに日光を浴びると灰になるというのは『ドラキュラ』だけだ。


 いずれにしても、そんなに恰好のいい存在ではないと思うのだが…。

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