第7話 念動力
思うことで、物体に影響を及ぼす力とか言えばいいのだろうか?
有体に言えば、目の前のリンゴを手を振れずに動かせる人、あるいは力ということだろう。
某漫画では、この力を映像化して見せ、人気を博している。
スゴイ発想だと思うし、私自身も、この漫画は大好きです。
どうだろう?
誰しも試したことはないだろうか?
例えばTVのリモコンを座ったままで手元へ引き寄せたい…とか。
念動力という言葉、あるいは現象を知っているから試したのか?
もし、そんなことを知らなければ試さなかったのだろうか?
濡れたグラスがテーブルを滑る。
熱い味噌汁の御椀がテーブルを滑る。
風も無いのに窓ガラスが震える。
それは科学的な現象だと、小学生でも知っている。
化学だからだ。
でも知らなければ?
高周波で窓がガタガタと揺れるという現象を知らなければ、それは不思議な現象ではないのだろうか。
例えば、思いと現象が一致したら?
自分には、そういう力があるのだと思い込んでしまうのでは?
あの時は出来たのに…昔は出来たのに…
自称超能力者の言葉を聞いた覚えはないだろうか?
知識の欠落が超能力を産むのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます