第3話 雪男
思うに…いないよ。
大概は、登山者が他の登山者を見間違えたとかさ…
なにせ寒いから、幻覚見やすいんだと思うよ。
そもそも雪男ってなんなの?
雪山に住む類人猿なの?
雪山で何食って生きてるの?
肉食ですか?
草食ですか?
どっちも苦労しそうなんだけど…いると思いますか?
絶対、山男だよ。
カロリーメイトとか食ってるよ、テントでね。
なんなら、ロッジとかでね。
ポタージュ飲んでるよ。
ゴリラはさ、あったかい場所だから存在してるんだよ。
寒い場所に、わざわざ住まないよ。
基本的に生き物ってさ、温かいとデカくなって、寒いと小さくなるんだよ。
雪山のてっぺんに、ゴリラ並の哺乳類とかいない。
イエティとか、もう、アレだよ家畜をうっかり逃がしちゃったヤツが吐いた嘘だと思うよ。
自分だけウサギ食っちゃったとか、何か気まずい感じになって
「いやいや、なんかデカい毛むくじゃらがさ~」
とかなんとか…
現地の人の悪事が産んだ都市伝説だよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます