夢十二夜
keびん
夢を見る。
眠る。
ただただ眠る。
眠れば夢の中で彼女に会える。
必ずではない。ごく稀に、彼女と出会う。
彼女は容姿端麗で、初めて見たときから心を奪われた。
しかし、彼女はいつもこちらには全く興味がない様子。
口を開かず、ぽつんといつも一人でいる。
目も死んでいるというか、もっとこう「とおくのほう」を視ている気がする。
クールビューティーで、ミステリアスで、夢の中でしか会えない彼女に僕は恋をした。
だから今日も惰眠を繰り返す。
彼女に会う為に。
彼女に会いたいが為に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます