異世界転生を夢見る理由は私利私欲でしかない！

第1話 俺はロリ巨乳が好きだ！

都会の街中をキョロキョロと見渡している男がいる。

あきらかに目線が怪しい。警察が見ていたら、職務質問をしたくなるくらいに。

（そう、俺はロリ巨乳が好きだ！）

唐突に、心の声が漏れてしまったが、キョロキョロしている理由はマイロリ巨乳ちゃんを探しているためだ。

しかし、いない！！

俺の求めているロリ巨乳ちゃんに出逢えたことがない。

何故だ！運命の悪戯か？

いつもこんなことを思いながら歩いている。アニメの中であればいくらでもいるのに。なんとも歯痒い。最近では、異世界モノを読み、異世界でマイロリ巨乳ちゃんを探しにいこうと懇願する自分がいるくらいだ。そして、今日もいつものように街を探し歩いていた矢先、

ーーーーーーーーんんっ⁉︎

マイロリ巨乳アンテナが発動！

これは、素晴らしい！

まず、全身のオーラが美しい。

髪は、肩くらいのセミロング。

顔は勿論童顔、ふと笑った顔がなんとも可愛らしい。身長は、148cmほど。

しかし！身体は出るところはしっかり出ており、締めるところはしっかり締まっている！

服装は派手ではなく、むしろ地味なファッションだが、ボディラインは素晴らしいの一言！

(もっと近くで眼福したい！)

そう思い、後をついて行くと、

『おい！危ないぞ！』

見ず知らずの人の声が響き渡る。

その方向を見ると、一台の暴走車両がこっちというかマイロリ巨乳ちゃんに向かってきている⁉︎

(やっと出逢えたのに！)

『危ない！！』

考える前に、もう身体が動き出していた。

えっと振り返った彼女の顔は可愛かっ…

ゴッ、ガッシャーーーーーン！！！

遠くから救急車のサイレンの音が聞こえる。