第5話

 「で、わしがの山の奥まで入りすぎ親父に怒られたんじゃ。その親父が夢の中で、"周りをよく見てから行動するんだ、ほら早く目を覚ませ!" と言った瞬間にわしはうとうとしてた夢から目が覚めたんじゃ、その瞬間わしのほんの数十メートル先に米兵が数人ほど森の中の草をかぎ分けながら姿を見せたんじゃ。


 とっさにわしは寝てる他の仲間を叩き起こした。そして、その米兵らに38式歩兵銃の残り僅かな弾丸をよく狙い撃った。無我夢中で生きるために撃った弾丸は見事その米兵の胸に命令した。他の仲間の射撃も米兵らに命中したんじゃ、米兵の数が少ないのを見るとおそらく偵察のための少人数の部隊であろうとはすぐわかったのじゃ。」

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