夜中のハイテンション 【大学生組】
「あー、苦しい。まじで食い過ぎた。今何時」
「0時」
「おかしくねぇ?夕飯食ってからさあ、もう5時間たってんじゃん。でもまだ苦しいんですけど」
「それは」
「食い過ぎたな。腹八分ならぬ腹十分」
「うん」
「悟った。人間は後で悔いる生き物だ」
「そうだな」
「悟った。人間は調子に乗る生き物だ」
「そうだな」
「あー、まじで苦しい。どれぐらいかって青雲のコマーシャルソングをワンフレーズ歌えるくらい」
「余裕じゃねぇか」
「しょうがねぇじゃん、お前料理うまいんだもん」
「・・・」
「栄養バランス?とか考えててさ、具だくさんじゃん。野菜いっぱいで」
「一人だともっと簡単だけどな。やっぱり人に作ってやるってなるとちゃんとしたの食わせたいと思うと言うか」
「嫁さんだったら最高だよな」
「・・・るから」
「え?」
「作るから。・・・俺の味噌汁、毎日飲んでくれるか」
「いいともー」
「ぜってぇ分かってねぇだろ!!」
「分かってるってー、お前の料理が上手いことぐらいはー」
「胃薬飲んでろ」
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