第22話 10万文字書くのは筋トレですねと言われた話

 諸々忙しさがひと段落。

 次の諸々がせまっていますが、カクカクしたいとムズムズ。

 

 書きたい気持ちを抑えて仕事日常諸々をこなした後に、爆発する書きたい欲。

 節約をしていたのに、突然衝動買いをしてしまうのに似ています。


 富士見L文庫「オーバー30歳主人公コンテスト」は10万文字以上なのですね。

 ただ10万文字をだらだらと書くことはできるようになってきたのですが、それでは小説ではないので駄目なのですよね。

 今からですと、おおよそ1ヶ月半で10万文字。


 以下、先日久しぶりに会った、書かない読まない友人との会話です。


「そういえば、前に話したと思うけど、だいぶ書けるようになってきたよ」

「書けるようにって、えっと」

「ウェブ小説」

「ああ、ウェブ小説、確か、何かに応募してたんだっけ」

「そうそう、コンテスト」

「コンテストね、どうだった」

「なかなかね、入選するのは難しい。中間選考はなんとか通るけど、それ止まり。でも、基準の10万文字は書けるようになったから、まあまあ進歩かな」

「10万文字!? 」

「そう。だいたいコンテストって10万文字、文庫本1冊分くらい」

「10万文字……!? 」

「え、そ、そんなに驚くようなこと」

「10万文字……」


 書かない読まない友人にとって、10万文字というのは、相当衝撃だったようです。


「コンテストのたびに、10万文字書くのって、もはや筋トレだね」


 しばし後、友人の口から出た言葉です。

 文章トレーニングではよく言われることですが、リアルで自分が言われるとは思ってもみませんでした。

 


 忙しくなるとわかっている時に限って、チャレンジしたくなる病。

 今からですと、〆切まで、おおよそ1ヶ月半で10万文字……

 真夏の筋トレ、どうしましょうか。




 

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