自罰から夜にかけて
うまくいかないことばっかりだ。
傘は忘れるし、花は枯れるし、靴は脱げるし、目はかすんでる。
足りないな、足りない足りない。
注意が足りない、努力も足りない、気遣いも足りない、満足なのは膀胱だけだ。
悔やんでばかりの私がすべきは、自分を責めることではないはずなのに。
どうして内腿ばかりつねってしまうのか。
痛みが嬉しい。鋭くて甘い。
だからさ、優しさなんて要らないから、せめて精一杯の無関心を。
布団で窒息死寸前だなんて、我ながら笑えてくるな。
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